ハンターカブのツーリングバイクとしての適性についての考察
CT110(通称ハンターカブ)については 希少車ということもあり 実車に乗ったインプレなどのデータその他が圧倒的に足りません。
私のページに検索でこられる人も 大半はハンターカブ関係の実車インプレを知りたくて こられる人も多いと思います。
そこで 私なりに ツーリングバイクとしてのハンターカブの適性を 長所短所取り混ぜて 書いてみます。
ただし 断っておきますが 極めて独断的な意見でありますから 個人的意見として 読んで下さい。。
まず装備 ブロックパターンのタイヤや 副変速機などの装備から バリバリのオフロードバイクと思われがちですが 過大評価には値せず 真実はオフロード風バイクです。
ステアケース(丸太越えなど)をやるにしても タイヤが小さくて(17インチ)しかも圧倒的に非力なので その任ではありません。
サスもオフロードバイクにしては 圧倒的にストロークが足りず ロードで走るほうが得意です。
このクラスのオフロードバイクなら 2スト90ccくらいのバイクの方が 実力はずっと上です。
最高速度域は80キロくらい。(公道ではなく クローズドコースで走ったと思ってください:速度違反ですから)
それ以上出る個体もありますが プラス10キロくらいでしょう。
出足はかなり遅いです。
信号で50ccスクーター(2スト)と並んで スタートダッシュすると 最初の50mまでは追いつけません。それからやっと追い抜くのですが 向こうはこの辺の速度域になると リミッターがかかっているので こちらは抜いてあたりまえです。
90ccとか100ccの2スト スクーターになると 相手が本気になって走っていたら 全然歯が立ちません。 抜かれっぱなし。
カブ最高排気量といわれますが 100ccのタイカブとは実測のところ 7ccしか差がないのです。(タイカブ98cc ハンター105cc)
本気を出せば タイカブやウェーブの方が断然早いと思います。
いまどき6V電装は ライトやランプ類を捜すのに 苦労します。
また ウインカーやライトの挙動もやや反応が遅く 不安になります。
(最近12V電装の車両も 少量限定で発売されたそうですが)
目だった部品の欠点はマフラーガード。
折れやすく錆びやすく また留めた所にガタが出やすい部品です。
二人乗りは出来ません。
タンデムステップが付いていませんし シートはシングルで 後は荷台になっています。
つまり二人乗りするための乗車装置がついていません。
さて 長所
カブ系と比較すると カブよりやや大柄なので ポジションが楽です。
またわずかですが フレームも頑丈なのでしっかり感があり カブよりはフレームがよれる感じが少ないようです。
カブに較べると 赤いカラーリングは ビジネスっぽくなくて おしゃれですし 女の子にも受けが良いようです。
ゆっくりのんびりしたエンジンの挙動は せかされることなく穏やかな気持ちにしてくれるし
トルクもそれなりにあるので 散歩やトレッキングに向いています。
また パタパタと味のある排気音は 気持ちが和みます。
珍しいバイクなので ガソリンスタンドや駐輪場などで 知らない人から声をかけられることもあり かなり目立つようですし 人から好かれる優しい雰囲気があるようです。
一部で誤解されている パワフルで元気な万能バイクではなく 穏やかで楽しい味のあるバイクだというのが 私の乗ってみての感想です。
前後サスはカブよりは優秀で そのおかげで ブレーキ性能もカブよりはわずかに良いです。
仕上げは カブと同じ。質実剛健です。プラ部品も多いですが その品質は悪くありません。
柔軟性があって 丈夫です。
さて ツーリングバイクとしては・・・・?
日帰りツーリング 近距離ツーリング 一泊ツーリングのバイクとしては
使いやすくまた 楽しいツーリングが出来ます。
荷台も大きい為 積載量も多く キャンプツーリングに使うのもいいでしょう。
使い勝手は抜群で テント設営後の買出しにも 積極的に使う気にさせるバイクです。
さて 長距離ツーリングの適性ですが・・・・?
燃料タンクが小さく 満タンでの航続距離が短い為 長距離走行は頻繁なガソリン補給を強いられます。
意外に燃費が今ひとつ伸びず(乗り方にもよりますが リッター40km前後かと思います:私で38km/リッターぐらいです)
満タンからリザーブまでで 120kmいくかいかないかくらいでは 北海道なら国道しか入れず 道々とか市道などのスタンドが少ない道は 不安で走る気になれません。
予備タンクを携行すればいいのですが 結構これの取り扱いは難しく 破裂やガソリン漏れの危険は常につきまといます。
夏場は気温上昇と また常に揺らしていますから ガソリンの密閉保存はかなり危険なのです
。
夏場のエンジンの熱耐性も良くありません。
2〜3時間くらいの連続走行なら平気ですが 昼間 暑い中7〜8時間の走行は エンジンが熱ダレしやすく 坂を上らなくなったり ふけなくなったり 極端な場合は焼付の危険さえあるので
ハードな走行には向きません。
また冬場 零下を越える気温の走行は アイシングすることもあります。
カブ系は キャブがエンジンの前についているので 普通のバイクより冷えやすく キャブの中のワイヤーなどを 凍らせることがあるからです。(事故の元になります)
原付バイクの連日の長距離走行などは もともと無謀ともいうべきことなので 出来なくて当たり前。
バイクの性格どおり ぼちぼちのんびり走行距離を伸ばせば ある程度は走れるでしょう。
まとめ
ハンターカブは 一部でいわれているような パワフルバイクではなく のんびりゆっくりのキャラクターのバイクで、その持ち味は音や雰囲気を楽しむ 味わいのあふれるバイク。
しかしその実力は 無理しない速度で走るなら 疲れにくく楽しく また意外にしぶとくどこまでも走れるバイクです。
マイペースで のんびりゆっくり法定速度内で流せば 案外距離も伸びて疲れにくく 中低速の味わいを楽しみながら どこまでも走れそうなそんなバイクです。
とがったところや 派手なところはありませんが ゆったり乗ればいぶし銀の味わいがある そんなバイクです。
これくらいかな。
あえて誰も書かない短所も書きましたが たぶん本当に知りたい情報が含まれていると思います。
多分に個人的な意見ですが それでも参考になれば・・・・
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