あさり豆腐

今回も安く上がって 簡単で美味しい料理です。
パックいりあさりを使います。

魚屋さんで買ったもののほうが 美味しいと思いますが スーパーのものでも充分美味しくあがります。

水の中で 両手でこすりあわすように洗います。

ざるにあげて水を切ります。
土鍋にあさりを入れ 酒をひたひたに注ぎます。
これもスーパーで買った容器入りの豆腐を使います。
水が入ったものを使います。

うちの親父様は もめんごし豆腐がきらいなので 絹こし豆腐を使いますが これはお好みでどちらでも使えます。

絹こしでやると なめらかな食感で やや高級そうにあがりますが そっと扱わないと 崩れてしまうので 仕上がりがきたなくなってしまいます。

不器用な方は もめんごし豆腐でどうぞ。
豆腐のパックを空けて 中に入っている水を鍋に注ぎ それから蓋をして ガスに火をつけます。
つまりあさりの酒蒸しを作るのです。
火は強火。

豆腐パックに入っている水は 豆腐から出たエキスが溶けていて 甘くてよい匂いがしますから 捨てずに使います。

2〜3分したら あさりの口が開いてきて 鍋の中からポンポン音がしてきます。
これはあさりの口が開いて 鍋の蓋に当たって跳ね返る音なのです。
すっかりあさりの蓋が開いたら いったん火を止め あさりを取り出します。

あさりから出たスープは鍋に戻します。

残ったあさりの美味しいスープが出た鍋に 昆布だしをいれます。

今回は手軽に作る為 昆布茶で済ませます。
これは昆布のエキスと昆布の粉末をブレンドしたもので お茶とは言いながら 緑茶は入っていません。
土鍋に 先ほど開けたパック豆腐一丁をそっと入れます。
パック豆腐の裏側は 縞目が入って美しくないので 豆腐の表側を入れてください。
一度手のひらにとって さらに反対の手でとって それを滑らすように鍋に入れると うまくいくと思います。

水が少なければ ひたひたになるまで足します。
薄口醤油を少しだけ入れて 味を調えます。
薄味に仕上げておいて 後で調整します。
(薄めの吸い物くらいの味付けがいいと思います)

蓋をして中火で3〜4分暖めます。

吹きこぼれに注意してください。
土鍋の蓋を明けて あさりを貝ごと投入します。

このとき身の取れてしまった貝殻は 捨ててしまったほうが 鍋の中がすっきりします。

もちろん身は鍋の中に。

最後に味を見て 塩気が足りなかったら 薄口醤油か塩を足します。
刻みネギを飾って おろし生姜も添えて完成です。

もちろん暖かいうちに食べるのがよいのですが 夏場は冷やして食べるのも 案外美味しいですよ。

冷やすときは塩味は控えめにしてください。
冷めると 塩気がきつく感じられますから。

雑食記