弁慶うどん 東山店
関西のうどんは 讃岐うどんに較べて どちらかというと 麺のコシが柔らかめの傾向があります。 ダシが主役という考え方からか しっかりだしが沁み込むようにという配慮で 麺は柔らかく加水率が高く やわやわの腰が弱い麺が特徴のものが多数を占めています。 だからこそ 讃岐うどんが入ってきたとき その麺のコシが大人気になったのですが 普段使いの日常のご飯としてのうどんは やはり食べなれたやわやわのうどんが 好まれています。 とくに 飲んだ後のシメに食べられるうどんは 昔ながらの柔らかいものが大人気です。 私は 冷たい系のうどんなら断然讃岐うどんが好みでよく食べますが 暖かいうどんは昔ながらの上方うどんの きつねうどんとか きざみうどん(油揚げを刻んだものを入れる)をよく食べます。 |
前置きが長くなりました。 今日頼んだのは きざみうどん。 中身がぎっしり詰まった油揚げを 細切りにしてそのままちらしてあります。 麺は柔らかめ・・・というよりも腰抜け系で 早く食べないとブツブツに切れてしまいそうなくらい 柔らかいですが その分美味しいつゆをたっぷりと吸い込んで 美味しくなっています。 ダシは熱く 猫舌には辛いですが 体の芯まで温まり 心まであったかくしてくれそうです。 京都風にはんなり・・・という印象ですが よその京うどんに較べて ちょっぴり濃いめ(でもわずか少しだけです) 甘さも効いていて 酒飲みの食後のうどんにぴったりです。 当日は昼をだいぶ過ぎた時間でしたが お客さんは夜のお勤めの方が多く見かけられました。彼らにとっては もしかしたら朝食代わりなのかもしれません。 ここの名物は キンピラゴボウが入った弁慶うどんだそうですが 昼はベーシックな素朴なうどんに人気が有りそうです。 |
弁慶うどん 京都市東山区東橋詰町30-3 TEL 075-533-0441 営業時間 am11:30〜am4:00 日曜休 場所はこの辺 |