伝統芸能

2005/11/22  神奈川からのお客様をお連れして 京都の祇園にある 祇園コーナーで
外人観光客向けの 伝統芸能プログラムを見学してきました。

私と同行したのは ZurugeUさん(以下ゾルさん) 夕方待ち合わせて 7時の開演にまにあわせました。
京都花見小路にある祇園甲部にある 祇園コーナーというところでは 主に外人観光客に 日本のことを目で見て理解してもらう為 伝統芸能のいくつかをパックにして ダイジェストを
見せることで 伝統芸能の入門編にしようという試みが行われています。

まずは入口から入ったところ。チケットを渡して
赤い毛氈のような色の絨毯を踏みしめ 劇場へと向かいます。

デジカメで写すと 予想以上に真っ赤に写ってしまいます。今日持ってくるデジカメの選定を間違えたみたいです。

でもまあ 事実淡い色ではありますが 実際に赤い部屋なので デジカメのカラーバランスも 正直といえば正直なのですが・・・
劇場はミニシアターくらいのスペースです。
最初外人さんばっかりだった席も 開場間際になると ぞろぞろ日本人観光客が入ってきて 席が半分くらい埋まりました。

私とゾルさんは 一番後ろの席に陣取って カメラを構えます。(カメラ撮影は許可されています)

私がコンパクトデジタルカメラの望遠420mm
ゾルさんは デジタル一眼の300mm

二人とも三脚なしのスタイルですが 壁にカメラを押し付けたりイスの背にカメラを乗せたりして撮影しました。照明もかなり暗いです。
まずはじめに 茶道(ちゃどう)と華道

茶道のお手前の形式は 外人さんにもなじみやすいように
立礼式というスタイルで イスに腰掛けてやるのです。
華道も茶道も劇場で人に公開すると言うスタイルは 本来の形とはちょっと違うので やりにくそうでした。
琴の演奏。
アナウンスでは ジャパニーズ ハープなんて説明していました。

乾いた軽い音は 外国の方にもわかりやすいようです。
大人数でやれば もっと映えるでしょうね。
雅楽の舞楽
神社などで行われる祭礼のとき 雅楽にあわせて舞われるものです。
演者は比較的大柄な体格の為か 非常に舞が大きくダイナミックで見ごたえのあるものでした。

京都の大きな神社でもなかなか見られないもので
今日一番の収穫でした。

動きの大きな仮面舞です。
狂言〜捧縛り(ぼうしばり)
室町時代から始まる 滑稽劇 つまり喜劇です。

とても古い言い回しと 節をつけたせりふまわしは 昔の人の話し方をベースにしていますが いまでも充分よく理解できて その所作とともに ストーリーも面白く 楽しめます。

普通はめったに見られない芸能なので こころして見ました。そして笑いました。
京舞 江戸の舞踊に対し 京都の舞は 座敷舞といわれており その優雅な舞ぶりは 気軽に見られるものではありません。
普通は座敷で見るか歌舞練場でみることになります。

着物の柄で ランクがわかります。
黒っぽい着物の立ち姿の舞手が 芸妓
華やかな色の着物の方が 舞妓です。

にこりともしない舞手がひじょうに印象的でした。
文楽〜人形浄瑠璃
この日は 八百屋お七 火の見櫓(ひのみやぐら)の段

ひじょうにスピーディーな速い動きで 演者が汗いっぱいで演じられていました。

迫力のある動き 体全体で表す感情表現。
まるで生きているようでした。

素晴らしい。
舞台がはねて ゾル氏と二人で祇園町に繰り出します。
メインストリートは 人が多く 撮影には向きませんでしたが 私には好都合。
適当にそぞろ歩く人を写しこまないと その写真は嘘になってしまいます。

わざと人のいない写真を撮るよう努力するより あるがままに臨場感を感じる写真を撮りたいものです。
この日は暖かく 気持ちの良い夜風が吹き抜けていきました。
あらかじめ頭文字山Dさんと待ち合わせ ゾルさんと私、3人で 河原町荒神口のシェ・キクスイへ

ここは何度か山Dさんに 連れられて来たことがあり 密かに期待していました。

夜のコースを注文したのですが 予想以上に安くて美味しくて コストパフォーマンスは とても高いです。山Dさんは 牛のホホ肉に赤ワイン煮込み
私とゾルさんは 特製ハンバーグのディナーでした。
味は・・・・・満足度120%です!
さてさて ゾル氏や山D氏と別れ 私鉄電車で帰ります。
アルコールは口にしなかったので 足取りはしっかりしていますが それでもなんだか千鳥足でした。

きっと連日のお出かけで ちょっと疲れてきたかナー

明日(11月23日)は ツーリング本番 
帰ってからは早く寝ることにして 身体を休めることにします。
おつかれさま! 


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