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えべっさん!


千日前道具屋筋散歩の続き
道具屋筋を出ると そこは電気の町 日本橋(にっぽんばし)に続きます。

いまはパソコンとサブカルチャー系(特におたく系)の町に変わりつつあります。

とくにこの電気街の表通りから一本裏に入った 通称「おたロード」で 顕著です。

この日は昔ながらの戎神社の祭礼 「宝恵駕籠(ほえかご)」行列が出発するところでした。
賑やかな掛け声 白と赤を基調とした清冽な衣装 戎神社の福娘さんは どの娘もにこやかな表情の華やかな美人で 見ているだけで心が躍る。

行列は北の方角へ行ってしまった。

私は南 戎神社の方向へ向かいます。

おたロードの中ほどにある トルコ料理の店で アイスクリームを食べました。

トルコ流のアイスクリームは ドンドルマという名前で 少し前話題になった 伸びるアイスでした。

味はさっぱりしていて口あたりや後口がよく 私は気に入りましたが しかし困ったことがひとつ。

ガラスの器に入れてもらって食べたのですが アイスクリームが予想以上に粘るのに ガラスに当たっている部分は溶け始めてつるつる滑ってとらえどころがなく ひとすくいするのにも苦労の連続でした。

こいつは店内で食べずに コーンカップに入れてもらって 歩きながらかぶりつくものだなぁと思いました。

途中寄り道。
ここは日本橋五階百貨店と呼ばれるところ。
電気や機械工具 電化製品 服飾 カメラや貴金属までかつては 売っていました。

ここは第二次大戦のあとの 闇市から始まった市場だと聞いています。

大昔は「大阪で物が盗まれたら ここに来れば 闇市に並んでいる」などというジョークがあるくらい(勿論ジョークですし 現在のお店は そんな話には関係はありません)ちょっと面白い場所だったようです。

10年前くらいまで 中古カメラの小さな店が 埋もれるようにあって たまに覗いていましたが
そのカメラ修理 兼中古カメラ屋も 店じまいして 本当に埋もれてしまっていました。

昔怪しげに見えた横丁も 明るくなった分 いまは隙間風がぴゅーぴゅー吹いていました・・・とさ。

私が考える大阪らしい風景。
戎神社の参道が 高速道路のガード下になっています。あるいは ガード下が参道になっているというべきか。
日常と非日常が交錯する瞬間。

大阪らしく お好み焼き屋さんとたこやき屋さんが幅を利かせています。
通りの裏の日本橋は 今は電気の町の面影は無くて オタクの町。

露店でもミニカーの店があちこちにありました。
恐竜のフィギュア
私の子供のころは 想像上の動物 怪獣でしたが 今の子供は リアルな古代生物=恐竜のほうが なじみ易いようです。

おもちゃまで勉強なんですかね。

トカゲっぽいのは あんまり好きじゃないなぁ。

個人的には。
大阪のお祭りらしく 商売繁盛を願う商人のささげもの。
福を選ぶのもよりどりみどり。
来年の福を こうして選んでゆくのです。
大阪では 恵比寿神を親しみを込めて「えべっさん」と呼びます。日本神話でも登場するこの神様は 生まれたときから骨がぐにゃぐにゃで 成長しても立つことが出来ず 困った両親イザナギ イザナミは 箱に入れて川に流したといいます。

川から海に流れ 海浜に流れ着いた戎様は そこで住民に祭られ やがて海の神 そして幸福を遠くから運んでくる来福神として祀られてゆくのです。
軒先までびっしりと吊り下げてある 来年の福。
人々を見下ろしながら 連れてもらって活躍するのをじっと待っています。

まだ陽が高く 神社前の人波はまばらです。

夕方から夜には このあたり一帯は 人で埋め尽くされてしまいます。

なんといっても今日は ほんえびす。
1月10日なのです。
神社の外で買った笹に 福俵やら宝物やら紙の飾りを買い求め 幾つも結びつけます。
本殿前ではこのとおり こんな時間でも人が多く、やはり恵比寿神の人気の程が伺われます。
遠くからお賽銭を投げる人がいて 賽銭箱の前まで行くと コインが頭の上をかすめることがあって ちょっと怖い気がします。

高額紙幣や宝くじ(あたりくじ)まで入れる人もいて この日は人々も気前がよいのです。

私はいつもどおりの額を賽銭箱にいれて 今年一年の旅の無事をお願いしてきました。

さてお願いは聞いてもらえますかね(笑)
この行列はいったいなんでしょう?
実は本殿の裏側にも 参拝口があって 表で願い事を言った参拝者は 裏でもう一度えべっさんに願い事をいうのです。

恵比寿神は耳が遠く 願い事を聞き逃されては困ると 本殿の裏側からどんどんと神鑼を叩いて お願い事の念押しをするのです。

まるで神様が人間扱いされていて 戎様が庶民的で親しみをもって迎えられている様子が よく分ります。 
少しは景気も回復したのでしょうか。
今年は人々の笑顔も少しは増えてきたように思います。
政府は景気は回復したと盛んに言っていますが 庶民にはその実感はうすいのですが せめて会社だけはと願うのが サラリーマンの姿です。
戎神社のお隣は 通天閣で有名な新世界。
そのまたお隣は天王寺動物園。

神様と動物のまんなかに 串カツ屋と遊園地とよっぱらいが仲良く並んでいるのです。

それを縦糸に 高速道路が横糸になって貫いていく姿は いかにも大阪らしい不思議で面白い風景です。

この町は 色と形と匂いが 他所より 濃く感じられます。
お参りの後は 一休み。
昔の人は精進落し といってお参りのあとは 美味しいものを食べたりお酒を飲んだそうです。

・・・ということで 私も精進落し。

実はこの日は翌週の 仲間の宴会の為の下見に来たのです。
なんせ新年会は 参加希望人数が多く しかも直前まではっきりした参加人数が分らないという デンジャラスな集まりなので 幹事としては知恵を絞らなければなりません。
沢山参加してくれるのは嬉しいのですが やっぱり店に迷惑がかかるのは困るのです。
とかいいながら 新しい串カツ屋をリサーチするのは楽しいですね。

新世界は どこも平均以上に安くて 比較的美味しいお店が多く はずれが少ないので 来るほうは楽しみです。
あとは充分なキャパがあること また当日全員一緒に座れそうか また突然の大幅な人数増加に対応できそうか 頼んだものは素早くやってくるか 店員の対応は良いかなど 調べることは多いのです。
界隈の大型の新店を調べるのに 味見程度のビールと串かつを食べて何軒かまわりました。

こうして店をあちこち覗いてみるのも なかなか興味深いことです。

安くて美味しい いつも行く店は やっぱり小さくて大人数では行けなくて(しかもいつも満員だし)残念ですが 個食ではない 宴会用としての串かつ店として こういったお店もなかなかいいもんだと思いました。
もともと早くて安くて手軽で美味しい 個食としてのここの串かつも 串かつブームの訪れとともに 新種の店が出てきているようです。

昔のままの ステンレスの深い容器に なみなみと入ったソースにどっぷりつけて食べる つまみ食い感覚で 一人一人で食べるスタイルだった串かつという文化(らしきもの)は スタイルとして残り 昭和の昔を舌と鼻と目で味わう おっさんテーマパークとして 捉えられているのかもしれません。

合言葉は「ソース二度づけおことわり!」
翌週 仲間たちと 串かつ宴会をやりました。
今年は参加人数が少なく 去年より静かでしたが やっぱり20人余り人が集まって 楽しくやりました。

今年の新年会は 仲間たちもだんだん慣れてきて 人数の把握も出来るようになって やりやすくなりました。

でも来年は私は幹事はやらないので この集まりもやらないと思います。

2008年の新年会は 火曜日ミーティングの皆さんの新年会に混ぜてもらって大人しくしています。

でも個人的には また串カツを食べに行きますので 宴会でなかったらまた誘ってください。
それとも私と二人っきりで飲み歩きますか?
大人しくて紳士的な酒癖ですよ。
悪いやつには こんな良い写真は撮れませんからね(笑)

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