彼岸花

彼岸過ぎの9月26日 遅い彼岸花を見にいきました。
昼過ぎまでに所用を済ませて 京都府亀岡市へ。
毎年出かける茨木のキリシタン遺跡や 出雲神社あたりは 今年は花が少なく ブラブラ捜すと いつもは来ない 「穴太寺」(あのうじ)の近くのあぜ道に 彼岸花の群落を見つけました。

でも撮影する前に まずは穴太寺にお参りしました。
山門の仁王様は何故か優しく 柔らかな表情に見えました。
お参りを済ませ ハンターをあぜ道に乗り入れます。
刈り入れの終った田んぼには入らないよう注意して 彼岸花を楽しみます。
この赤さは ハンターのカラーより更に赤く 一年で一番の赤。
秋の彼岸のわずか一週間しか見られない 地の恵みの赤。
今年も見られたことに 感謝します。

来年も楽しませてください。
バイクを降りて 彼岸花の目線より下まで降りて 腹ばいになります。
青い空 雲が流れて 風が吹いて 気持ちのいいお昼・・・
来て良かった!

空の青に染まらない 彼岸花の赤は 何よりも高貴な色に見えました。

ここは小さなバイクでしか来ることが出来ない 秘密の場所なのです。
亀岡から湯ノ花温泉方面を経由して 南へ下り 茨木市のニュータウン彩都へ降り立ち 西国街道(R171)を西進して 箕面の牧落へ
ここを基点に 南北に走る幹線路が 通称ロマンチック街道と呼ばれています。

なぜこう呼ばれているのかは定かではありませんが 豊中の桜塚から まっすぐ中央環状を越え R171(イナイチ)も越え 阪急箕面駅辺りまでをこう呼ぶらしいです。

場違いな格好のハンターカブのライダーがとぼとぼと よさげなお店をあさります。
フレンチ イタリアン 日本料理に チャイニーズ 行き当たりばったりではわかりません。
中央環状少路交差点の手前に あんまり偉そうでなく 入り易そうなお店を見つけました。
ガードマンのおじさんも フレンドリーです。

イタリア料理と焼きたてパンのカジュアルレストラン
「Rosso」
ランチタイムは ある程度の値段設定ですが 1200円くらいで パスタがついて デザートとサラダ ドリンク そして焼きたてパンが食べ放題のランチが食べられます。 
この日の店内は 殆どが女性客でした。
ちなみに男性は 私を含め2名に対し 女性は40人くらいいました。

仕事中のOLと 若い奥さんたちが半分半分
彼女たちが一番 安くて美味しいランチの店を 知っているようですね。

この日は パスタランチを頼んだのですが 生憎 きれいな写真が撮れず アップできませんでした。

こんどまたリベンジします。
お土産に 焼きたてパンを買って帰りましたが 家人にはことのほか好評でした。
箕面から茨木へ向かうR171は バイク関連の用品屋や大きなバイクディーラーが多く 寄り道を繰り返していると 秋の日はつるべ落としの言葉どおり 家に近づく頃には 夕方になってしまいました。

昼間あれだけ青空が見えていたのに 夕方はもう曇り空になっていました。

でもオレンジ色の町は めったにない美しさです。

わずかな時間の色の変化を ゆっくり楽しみながら 缶コーヒー片手に ぼうっとしていました。
ああ さっきまで あの夕陽の沈む あのあたりに いたんだなあ。
暗さに目が慣れる前に 家に帰ることにしよう。

家まで あと数キロ 
長い寄り道・・・・

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