姫路の駅のキーシマ?
姫路のキーシマは いわくつきでした。
所用で 姫路まで行くことになって やっと 念願のキーシマ調査に行くことができました。姫路までは旅行気分でした。もちろん 専用運転手つき電気自動車(JRのこと)です。
姫路で 何の当てもなく キーシマを捜すというのは 良く考えると雲を掴むような話です。とりあえず 用事を済まして 駅そばで情報収集することにしました。そっと 麺を乗せるせいろを 覗き見てみると 細うどんのような麺が乗っていました。もしや?とお客の食べているのを見てみると やっぱりキーシマでした。
姫路駅構内 駅そば まねき食品
ここでは キーシマと うどんと そばの3種類がありました。おもしろいことに そばといえば キーシマのことで 黒い本来のそばは 和そばと表記してありました。 キーシマの方は 「えきそば」と呼ばれていて 黒い方の和そばより20円安いです。
これが 実物です。かんすいの匂いも少なく 駅そばにしては けっこう美味しかったですよ。新大阪のホームの 讃岐うどん風大阪うどんよりは ずっと美味しく感じました。(あくまで 主観ですが) うどんやのガラスに このそばの いわれが貼ってありました。駅そばの始まった 終戦直後 この時代 冷蔵庫はまだ普及しておらず 夏場、良く麺が腐ったそうで この店の店主が かんすいの入った麺なら 腐りにくいだろうと使い出したそうです。(かんすいは アルカリ性) でも ほんまかいな〜と一人つっこみを 入れたくなりました。そばは ええけど うどんの立場は どうすんねん! うどんもかんすいを いれんかいな!っと 言いたかったけど 大人げないので 貼り紙につっこみいれるのは 遠慮しときました。(空しいので)
私が思うには 当時うどんより そばの方がコストが高かったので 代用品として使ったのではないかと 推察します。勿論現在でも うどん粉より そば粉の方が高い現状は 変わりませんが、なに いまのそばに使っている麺は ほとんどそば粉のはいらない 限りなくうどんに近いシロモノですから コストも安いのです。
讃岐うどんが あれだけ本格的なモノでも とても安いのと対照的に そばの専門店のそばは うどんに較べて割高なことでも 分かると思います。
最後に 麺の写真で 天ぷらに乗っている赤いものを 不思議に思う方が いらっしゃる方もおられるかもしれませんが、あれの正体は私がかけた 「七味とうがらし」です。
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