フェリーで行こう!     船旅のススメ  私の旅の基本的スタイル

私の旅の基本スタイルは 基本的に フェリーで移動して 到着地でツーリングを楽しむ という方法を用います。

休日の少ない勤め人の時間を 目一杯有効に使うためには 一番いい方法だと思っています。
そのためには 24時間時計を念頭に入れた 旅の計画を組まないといけません。
土日休みが取れたとすると 金曜の夜から自分の時間です。

金曜の夜船に乗って 朝起きれば 土曜の朝には もうツーリング地に到着してしまいます。
土曜一日中ツーリングを楽しんで その日の夜 船で帰路につけば 日曜の朝には 家に帰れます。
月曜の出勤が遅い人や 港の近くの勤め人なら もう一日 日曜も目一杯ツーリングを楽しんで その夜船に乗り 月曜日そのまま出勤という方法もあります。

さらに違う方法なら 金曜日夜 船に乗って 土曜日遠くのツーリング地についたら そこから家の方向へ走るツーリングもあります。小さな原付バイクなら この方法が有効ですが 腕に自信があるのなら 土曜日はツーリング地で思う存分遊び 日曜日一日かけて 自走で家に帰ればいいのです。

私は 昔から金曜にフェリーに乗って たとえば九州とか四国とかに向かい 土曜日楽しんで その日のうちにフェリーで帰って 日曜日には家に帰るツーリングを 何回も繰り返していました。
ただこの方法は 独身だからできるやり方なので 奥さんや家族のいる方には ここまで思い切った方法は 気軽に使えるというものではありませんが 年に何回かなら 妻帯者にも実現は可能だと思います。


大阪というところは フェリーを使うには 好都合なところでして 九州や四国や 果ては北海道にも(こちらは 日帰りは出来ませんが)船で手軽にいける便利な土地柄なのです。

大阪港からは(南港・北港・泉大津港)四国松山 九州別府 新門司 宮崎 鹿児島志布志 高知 など沢山の到着地があります。
殆どの船はほぼ 毎日出港し(一部隔日便もあります)夜に乗れば 朝にはツーリング地に到着できます。

神戸港からは 四国高松 松山 新居浜 別府 大分 などとのフェリー便があります。

小さなバイクでも 充分ロングツーリングが味わえるのです。
大きなバイクなら さらに行動範囲は広がるでしょう。

たとえば よくやるコースをシュミレーションしてみますと・・・
金曜日仕事を終えて帰宅してから出発し 神戸中突堤港から出る関西汽船に乗り込みます。
行き先は 九州別府港(この船は 早朝松山にも寄ります)22時35分発。
朝10時過ぎには やまなみハイウェイに向かえます。

湯布院でのんびりするもよし 阿蘇中岳まで走るもよし 夜の別府港出航時間 19時までに帰ってくれば 別府〜大阪直行便に乗って 翌日の朝(日曜日)には大阪に帰れます。
(往路と復路では 違う便に乗ります)

別府温泉めぐりをやるにも 原付バイクがあれば 小回りが効いて 細かい路地をまわったり 山側のバスの行かない秘湯にも 気軽に行くことが出来ます。

あのへんは 温泉の宝庫ですし 巨大な別府温泉(温泉のデパートと呼ばれています)の他にも 大小取り混ぜて無数の温泉が存在します。
なにしろ 大げさに言えば 休火山の上に人が住んでいて 温泉はいたるところで沸いているのです。
熊本は火の国といいますが 大分は湯の国ともいうべき土地なのです。

別のシュミレーションをたててみます。
金曜日大阪南港を 21時20分の高知行きの船に乗り 高知到着が土曜日朝6時45分着 そこから南に向かい 四万十川の河口の町 土佐中村に着きます。
四万十川をゆっくり見て 川を遡り 松山に向かうもよし 中村からさらに南下して 足摺岬まで足を延ばして半島を廻り 松山に向かうというコースもあります。

松山からは 神戸行きフェリーが出ていて22時40分の出航に間に合えば 朝には神戸港に着きます。さらに 広島にも船が出ていて 広島に行くことも出来ます。(広島からは大阪まで自走になりますが)

この日は 松山に泊まることにします。 道後温泉などの観光や 正岡子規や夏目漱石の旧跡を訪ねるのも良いでしょう。
朝 松山を出て瀬戸内沿いに向かい 2つのコースが選べます。

ひとつは 今治からしまなみ海道を通って尾道に向かい そのまま山陽路を自走して 関西まで帰るコース。こちらはかなりハードで 高速を使えない原付では 帰り着けない可能性があります。大きなバイクなら 高速道路を使う手がありますから まず大丈夫ですが 走ってばかりで楽しくないかもしれません。

もうひとつの本命は 瀬戸内沿いを新居浜〜琴平と走り うどんでも食べて高松から 夜8時のジャンボフェリーに乗って 神戸着が12時ごろ 大阪までは1時間くらいで帰りつけます。
大阪南部に帰るなら 高松には行かず 琴平から 阿波池田を通って 吉野川沿いに下って 脇町を通って徳島へ 徳島港から19時15分の南海フェリーに乗って 和歌山港へ21時15分には到着して 大阪南部くらいまで2時間〜2時間半くらい(原付で計算)で その日の内に家に帰りつけます

いかがですか けっこう楽しめるもんでしょ?
私は 最近は自走して 船には乗らない旅を続けていますが のんびりとした船のたびに また戻ろうと計画しています。

仕事が忙しく 一日しか空きがなくても うまくやりくりすれば まだまだ楽しめる余地はあるもんですよ。
お験しくださいませ。

尚 フェリー料金その他は 当サイトのリンク先 フェリークルージングさんのリンクを使うと 便利です。参考までに 料金の内訳を書いてみますと、2005年3月現在 大阪〜新門司間 片道料金は(参考阪九フェリー)原付90cc+2等旅客運賃で 9000円 400ccクラスのバイク+2等運賃で10300円です。

船の料金は 大体バイクで自動車の料金の だいたい50%〜70%くらいです。
安いところは 競合路線で高速道路などとの競争の激しいところ(高松路線など)です。

それからもうひとつ 船の予約は 夏休みやゴールデンウィークを除いて 当日電話でも大体取れます。(夏休みなどの繁忙期は 予約は早めにしないと船券はとれませんよ)
平日の暇な路線なら 予約無しでも乗れることはありますが 念のため電話予約されることを お勧めします。当日電話一本でOKですから 手間はかからないと思います。
フェリー会社の電話番号は ツーリングマップルの後のページに掲載しています。

それでは お気をつけて! 

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