雪道コケまくり 雪遊び散歩 2005/1/10

年末から正月にかけて 近畿地方でも沢山雪が降って 寒い日が続きました。
一段落した1月10日 メガネぱんださんちに 遊びに行きがてら 雪景色の撮影に行こうと 京都大原の奥まで出向いてみました。
途中 大原の入口の道路で 大規模な路面凍結に出くわしました。
気がついたときには もう遅く バイクはスリップダウンしてタイヤはグリップを失い 横滑りのまま4〜5mも滑ってしまいました。
幸いバイクはどこも壊れることなく ただ滑っただけなので 目立った傷もなく きれいなままでした。

私の方はといえば これまた打ち身も大したことはなく 痛みもありません。
ただ ジャケットの右袖だけが 破れてしまいました。おかげで大した怪我もなく 私は無事でしたが 快速旅団のジャケットが オジャンになってしまいました。まあ しかたないかな。
ぱんだ工房に立ち寄ると 今日は私に一日付き合ってくださるというので 案内をお願いしました。

大原の一番奥の集落から 百井方面に分け入ってみると・・・
除雪車発見!このタイヤチェーンは 比較的普通ですが もっと複雑なものも ありました。
もう一台のタイヤチェーンは 亀甲縛り・・みたいでした。
運転手さん マニアックなのね。
しばらく行くと もうこんな雪だらけの道になります。
誇張ではなく 除雪しないと こんなになってしまうそうです。

スタッドレスを履いたぱんださんのカブは 普通にぱたぱたと 上っていきますが 私のハンターは 若干シリを振りながら あっちによたよた こっちによたよた こわごわカブの後をついてゆきます。
峠を越えて百井の集落の入口にやってきました。
途中の道は ところどころこんな感じです。

陽があたる所は 雪が溶けて乾いて 安全なドライ路面なのですが 日陰は雪が溶けたところが また凍結して アイスバーンになっています。
メガネぱんだ氏「これからどっちへ行きますか?」
ブロス「もう勘弁してくだせえ お代官様ぁ」
ぱ 「・・・・・」

今来た峠を戻るだけで えらい目にあいそうですもの。
さっき凍っていた路面を 今度は下らねばなりませんからね。
さて ここに来た証拠に記念撮影です。
しっかり 気温0℃の表示まで写してしまいました。
このとき 昼の1時頃、一日で一番気温の高い時間です。
日が暮れると ぐんと気温が下がりそうですね。

北国ならこのくらい 何ともないのでしょうが 私の住んでいる大阪は ひと冬で2回しか雪を見ないのです。
ちなみに ここからバイクで 1時間あまりのところなのですが。
いよいよ戻り道のスタートです。
メガネぱんださんは 相変わらずの良い調子で ずんずんぱたぱた 登って行きます。

私はというと 後輪がずりずり お尻ふりふり よたよたとついてゆきます どこまでもー

・・・ポテッ・・・
登りで転んでしまいました。
でも 痛くないのです。
ずりずり・・・ぽてっ
これは面白いかも。
切通しの空が開けた場所に出てきました。
ここが峠のようです。

今日の目的 雪の野外で珈琲を楽しもう・・
という訳で コンパクトストーブを持参してレギュラー珈琲を淹れてみました。
お湯が沸く間 しばしの静寂。
雪の斜面に 小さなつむじ風が起きて 幾つもの氷の粒を巻き上げ 天から沢山の光の粒が 視界いっぱいに降ってきました。
明るい切り通しの峠は 光のカーテンがかかったようでした。
車で通りかかった地元の人たちが 不思議そうな 驚いたような視線を 私たちに向けているのを 楽しそうに眺めていました。
良いところに連れてくれて ありがとね。ぱんださん。
しっかり珈琲を楽しんだ後は 遅い昼食を食べようと 下界へ向かいます。
下り道 私だけ また転んでしまいました。
ずりずりずり・・こてっ リアタイヤとフロントタイヤが あさっての方向をむいて 転んでしまいます。
試しに 両足を下ろすと つるつる滑って靴も落ち着きません。

ぱんださんは 平気な顔をして すいすいと降りてゆきます。ううう ちょっと悔しいです。
なんだかんだ バタバタと走りながら 30分で京都市北区の タクシー会社の経営するバイキングレストランについてしまいました。
ぱんださんと走っていると とっても速いペースで走れるのでした。
このあと 嵯峨美大の美術展に連れてもらってユックリ堪能した後 学校前の喫茶店で 珈琲をいただきました。机とイスは木造の小学生用のものだし 古めかしい掛け時計は あちこち沢山かかっているし 古い看板や薪ストーブや 色々面白いもの満載の不思議な空間で ふたりほっこりしてしまいました。
ああ もう帰るの嫌だなぁー・・・

家に帰ったら あたりは真っ暗でした。
今日も一日 よく遊びました。メガネぱんださん一日遊んでくれてありがとう。
この日 まだ風邪をひいていたんですけどねー
われながら バカですねー

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