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めがね

友人二人と温泉に行きました。
この時 友達が取ってくれていた宿は民宿で 宿にはお風呂が有りませんでした。
それでどうしたかというと 民宿の敷地に同じ経営者の観光ホテルがあり
(というか ホテルの敷地に民宿があるというべきですね)

そのホテルの風呂を使わせてもらうのです。

我々は民宿を出て ホテルの裏手から風呂の入口に向かい
大浴場に入りました。

その浴場は変わった構造で 脱衣場を出ると まず洗い場と少し大きな浴場があり
更に奥へ行くと階段があり 裸のまま二階のもうひとつの浴場に入れるようになっていました。

我々三人は 身体を洗ってから 階段を登って二階の浴場に行きました。

天井は吹き抜けになっていて 一階も二階も同じフロアになっています。
階段を登るにつれて 驚きの景色が広がっていました。

二階の階段は なんと隣の女湯の仕切りの上を越え 二階の浴槽からは 隣の女湯の浴室から洗い場まで全部残さず丸見えなのです。

いわゆる「あだ討ちの湯」の状態なのですが あれは男は見られるほう 女湯から男湯が見える つまり女湯から男湯を見えるからこそ あだ討ちの湯なのです。

つまり逆あだ討ちの湯。 男から見れば 夢にまで見た景色が 目の前に広がっているのです(ちょっとオーバーですが)

よく見ると濃い湯煙の中に なにやらうごめくものが・・・・
みると はっきりとは分りませんが 十人ほどの人影が 身体を洗ったり お風呂に浸かったりしています。

声を聞くと若い女の子も4〜5人おられるようでした。
三人とも心臓が止まりそうなくらい緊張しながら 風呂に浸かっています。

でも三人とも近眼で よく見えないのでした。

ただ私はコンタクトレンズを装着していて なんとなく・・というか 
わりと下の光景が見えているのですが 残りの二人はめがねをつけていたので
拭いても拭いてもレンズが曇り 濃い湯気や暗い浴槽の為 下の様子が
よく見えないようです。

友人のひとり めがねA君は諦めて 雰囲気と女の子の声を聞き なにやら
よく見えないながらも めがねを拭き拭き我慢しているようです。

もう一人めがねB君は たまらず「俺、部屋に帰って コンタクトレンズをつけてくるわ」
と湯船を飛び出し 階段を駆け下りてゆきました。

しばらくは 私とめがねA君とで この雰囲気を楽しんでいました。
女湯の戸が開いて 外からの冷気が入ってくると 濃い霧が一瞬晴れて 
明るいライトの光が差し わりとはっきりと浴場の中が見えてきます。

二人とも心臓が止まりそうになりながらも 短い時間をたっぷりと楽しみました。

この地方はわりとおおらかで 混浴も幾つかあって よほど目立つ男の客が
騒がない限り 女性も特に目立って騒がないようで 我々も静かにしていたし
濃い湯気の助けもあって 自然な雰囲気で入浴しているようです。

しばらくすると めがねA君も私も なんか不謹慎な雰囲気も無くなって
くつろいでいました。

そこへコンタクトレンズを装着しに行った めがねB君が戻って来ました。
こいつがまた慌てて戻ってきたため 階段を踏み外し滑って転んで
大きな声を出してひっくり返ってしまいました。
「うわぁーっ」

焦りは禁物です。

その大きな音と声に警戒したのか 下の女湯がざわめき 若い女の子だけが
みんな大急ぎで脱衣場に逃げてしまったのです。。

あとに残ったのは 転んで尻餅をついて唸っている めがねB君と それを見て心配している我々 そしてそれを見て笑っている居合わせた子供たち

はい 残念でした。
一生一度の経験だったのにね。
こういうときは むきになってはいけません。

平常心・・・でございます
備えあれば 憂いなし・・・・ともいいます・・・・・はい  (笑)



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