大阪モーターサイクルショー  2006/3/11

年に一度のモーターサイクルショウ
今年は暖かい日で 来場者は比較的多かったです。
昔は毎年のようによく来たのですが ここ数年は熱が冷めたのか 来ることもなくすごしてきました。

今年は仲間のコキンジさんが来られるというので 久しぶりに出かけてみました。

しかし入場料1500円は痛いなぁ。
道の途中 待ち合わせもしていないのに 偶然にもコキンジさんと合流できました。
これは幸先がいいかも?

これはコキンジさんのカブ。
夏バージョン。
どこから見ても目立ちます。
黒 好き!
さて入場料を払って入場して おたがい好きなブースを回るため 別行動をします。

人は多いのですが 魅力的な車種にとぼしく 全体にメーカーのやる気のなさが目立つように感じました。(私見ですが)

そんななか 外国のメーカーは わりと元気。
ただしモーターショーというよりも 大商談会という感じ。
やはりディーラーさんが出張っているケースが多く どんどん触らせてくれて どんどん跨らせてくれます。
ユーザーとしては嬉しいし 展示側は太っ腹に構えて 触らせてくれます。
BMWに関しては 並列四発が出てから やや日本車っぽいカタチになってきました。
よく言えば 垢抜けてきて 悪く言えば個性が弱くなった。そんな印象がします。

今まであった あくの強さを 好きと取るか嫌いと取るかですが 私は昔のOHVの頃のRの 角ばった感じが大好きですが、GSくらいからデザインが劇的に変化してきたように思います。

このバイクのデザインも 結構好きですが 一目見て「あ、これBMWだね」とはわかりません。
BMWも脱ボクサーシリーズで生みの苦しみを味わっているのかもしれません。

私としては いつまでも水平対抗エンジンは残して欲しいBMWの遺産だと思いますが。
国産のブース
自由に跨るコーナーはありますが メーカーの社員が説明する場面は あんまり見られません。

昔はもっとうるさいくらいメーカーの社員が出てきたもんですが これが時代なのかなぁ・・

昔に比べ コンセプトモデルの展示も随分減っています。夢がなくなったのか ネタ切れで作らなくなったからなのか 経済的問題なのか それとも大阪には持って来れないのか・・・

たぶん この理由ぜんぶなのでしょう。
とにかく目新しいものがみられません。
ドカティのブース。ここわりとよかったです。

私が隠れドカティファンというのも有りますが(初告白です)本気で欲しいと思ったモデルは ビンテージシリーズ。
今のエンジンに昔のデザインのカタチで作る。
この色もいにしえの頃の 350デスモをほうふつとさせるカラーリングです。
隣のシルバーのポールスマートモデルも いい感じでおしゃれな不良を演出しています。

ビンテージ風デザインは 国産でも数年前からブームで カワサキのゼファーやW650など多数(カワサキではネオクラッシックと呼んでいます)ですが ドカティはこれら国産とは比べ物にならないくらい 過去の遺産を持っています。
ですからビンテージとかやらせたら素材には困らないし 素晴らしい物が出来てしまいます。

クルマの世界でも ミニやワーゲンの現代的リファインは大成功を納めています。
センスの良いメーカーカスタムは 一部の隙もなく素晴らしいものでした。

ただ 古いものにしか魅力を感じなくなった現状は いずれ打破されなければならないのですが これはメーカーに頑張ってもらわなければなりません。
ユーザーは我が儘なのです。
用品屋さんの出品も激減しています。
部品メーカーも 出版社の出店もカスタムショップの出店も減っていました。

こういう催しは ごちゃごちゃしていた方が ずっと楽しいのですが 大阪の展示会場は 年々衰退化しています。
我々の後を継ぐもの。
こういう想い出が 将来のバイク人口を作っていくのです。
おとうさん頑張って!
(子供の声)
ボクが最初に乗ったバイク・・・
ドカティ スポーツ1000


十数年後の未来のライダー
トライアンフロケットV
(子供の声)
ボクのバイクです。

トライアンフは 近年2気筒のシリーズが売れ行き好調なのか 今年のイチオシも 2気筒モデルの展示が目立ちました。

トラも頑張っています。
3気筒に2気筒にロケットV
よくここまでやってきました。

2気筒は乗ってみたいバイクのひとつです。
こっちはハーレー。
足は届いていないけど そんなことはどうでもいいんです。
(子供の声)
気分はイージーライダーか キャプテンアメリカ。
どっちもボクが生まれる前の話だけどね。

クラッチレバーに指が届けば 免許取得したいなぁ。いやその前に お母さんの許可がいるかな?


ハーレーの展示は Vロッドとビューエルがイチオシのようでした。
ハーレーも新しいユーザーの獲得に意欲的のようです。
従来の主力モデルの展示は控えめでした。
あっちはほっといても売れるし それにハーレーユーザーは ディーラーに行くのが好きのようですから ここではあえて違う層を狙ったようです。

ボクチンはこのあとも なかなかバイクから降りようとしない様子でした。
頼もしいかぎりです。
いつもながらの風景。
この行列は体験試乗会の申し込みに並ぶ人々。
なかなか盛況です。

やはり乗ってみないと バイクの本質はわかりません。どんどん乗ってください。

来場者はこんなに乗る気満々なのです。

潜在的購買意欲は高いと思うのですが 魅力的なバイクが少ないから 売り上げに繋がらない そんな感じがしました


さて コキンジさんは もう少しバイクに触れていたいということで ここでお別れ。

私は陽も高いので どこかへ走りに行こうと 自分のバイクのある場所まで戻りました。

駐輪場所まで戻ってみると 皮肉なことに こっちの方が魅力のあるバイクが多く 台数も展示会会場よりバイクの数も圧倒的に多いのです。

電車で会場に行かれる皆様 こっちの方も見逃されないように。
はるかに楽しかったりして・・・・・(笑)

このあと 家から電話があって 緊急に帰りました。
ツーリングはおあずけでしたが コキンジさんとご一緒できたし 会場内で懐かしい友人 スピードトリプルさんにもお会いできたし 今日の日記には「有意義な一日」と書いておきましょう。

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