おめでとうさん  2007.1.9


2007年正月 風邪で明けた新年でした。
カモノセキャビンへの年始のご挨拶にも行けずに 仕事が始まってしまい ようやく時間が出来たのが 夜勤明けの9日になってからでした。

三が日が過ぎてから 日本列島は嵐になってしまい ようやくお天気が穏やかな表情を見せてくれ始めたいち日でした。

京都府北部地方は 相変わらず曇天の予報でしたが、とりあえず走ってみようと計画して 比較的雪の少ないであろうルートを選んだ結果 高槻市から国道9号線を北上 園部町(現南丹市園部)から 日吉ダムに向かい京北町(現京都市左京区京北)に続く道を選びました。

しかし せっかくここまできたのだからと 遠回りして 美山町(現南丹市美山)の萱葺き集落群まで足を延ばしました。
カモノセキャビンは帰り道に寄ります。

雪の萱葺き集落群は 珍しい萱を干している畑に出会えました。
ここで萱を干しているのを見るのは初めてです。

今年は雪の降り始めが 去年より遅く また私が訪れた日は 降雪から2日ほど経っていたせいか 去年より雪は少なかったですが それでもバイクを走らせるには 充分危険な路面があちこちにみられ 何度も冷や汗をかきながらの走行となりました。

今年もお参りに来ました。
村のお地蔵様は 静かな表情をたたえ こんな無謀は散歩者を迎えてくれました。

今年も無事で走れますように。


村の中はあたり一面雪が降り積もっています。

生活道路はシャーベット状の雪が散らばって バイクで踏むとシャリシャリと 囁きます。

進むごとに音は大きくなっていきますが 油断すると 凍結路面が現れて ザリッという音と共に 後輪がスリップします。

おっとっと・・・・
慎重に 慎重に・・・・ おっとっと・・・・・

撮影の後は 赤橋のある「安掛」まで戻ります。
ここから国道162号を南下して 深見峠を越えて カモノセキャビンへ向かいます。


峠の美山側はかなり危なく 凍結が解けたばかりの路面を ヒヤヒヤしながら踏み分け シャーベットを蹴散らしながら なんとか峠下のカモノセキャビンにたどり着きました。

ふぅー  やれやれ

カモノセキャビンにたどり着きました。
土の路面はぬかるみになっていたので アスファルトの部分に停車しました。

カモノセのドアのところの張り紙を見てからやっと思い出しました。

そうだ 今日から4日間お休みだったんだ。

休みのはずのドアが開いて マスターが顔を出しました。

「ああ○○○君 おめでとうさん 今日は休みやけど せっかく来たんやから ちょっとはいりなさい」

今日はお休みなんですが 用事でお店に寄られたところに 私が出くわしたらしいのです。

特別にコーヒーをご馳走になって 身体を温めてから送り出されました。

一日のうちのわずかな時間 ちょっと店に寄っただけでしたが ちゃんとご挨拶することが出来ました。

マスター お休みのところすみませんでした。
こんどはちゃんと営業日に来ます。


この時期 まだ雪は少ないようです。

降雪の本番はこれから。

でも去年のようなドカ雪はカンベンしてもらいたいものです。


カモノセキャビンで教えてもらったお店へ昼食を食べに行きました。
ここは地元の林業関係者や 作業者が立ち寄る食堂だそうで マスターも利用するそうです。

うどんと親子丼のセット。
うどんはもうすでに食べてしまってから 思い出して撮影しました。
どちらも山の中の食堂らしく 量が多く 味が濃く 親子丼は おつゆもたっぷりの田舎らしいご飯ものセットですが これはこれでよいものです。

最近はどこへ行っても 判で押したように 薄味で都会的な味付けの 特色の感じられない食堂が多い中 久々に懐かしい味のする嬉しい食堂に出会いました。
遅い昼食の後は 国道162号を南下して京都市内へ入り 真っ直ぐ南下して 国道171号でうちへ帰りました。

ただいまー
帰ってから冷え切った身体を温めているうち うとうとと寝てしまいました。

皆さま 今年もよろしくお願いします。

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