頑張れ大阪うどん

うちの近所に チェーン展開のさぬきうどん(風)店がありました。
過去形なのは いまは違う看板がかかっているからなのです。

去年できたこの店は おおきなバックのスポンサーが付いた チェーン展開の
さぬきうどんやでした。
けっこう はやっていて活気がありましたが ある日 そのバックのスポンサーが
降りてしまったのです。

その子会社のうどんチェーン店は 撤退を迫られたのですが その命令に背いて
幾つかの店が 独立してうどん店を続けることにしたのです。

そのため 前の名前は使えなくなった為に 違う名前で再スタートしました。
とたんに 客足は遠のき 店に活気はなくなり うどんも前ほどは 美味しく感じられなくなりました。内装もシステムも店員さんさえ 何一つ変わっていないのに 活気はなくなり
味が変わり 見事に変わりました。

えらいもんで 味の落ちた原因は 従業員のやる気だったと思います。
今までは マニュアルどうりに茹でていたうどんを いい加減な手順と時間管理で
作っているようで うどんが堅かったり柔らかかったり 一定していませんでした。

これはいずれ閉店の憂き目に遭うかも知れないなぁ と思いました。


しばらくして またこの店に行ってみました。
こんどは 讃岐うどんじゃなく 「大阪うどん」のカンバンがかかっていました。
店員に聞いてみると 「うどんを大阪から仕入れているから」という単純明快な答えでした。

前のようにシステムや メニューは同じものでしたが 新メニューが出来ていたので これを注文しました。
名前は「かすうどん」というものでした(名前をクリックで画像がでます)

食べてみると あたたかいカツオだしのうどんの上に ホルモン系のてっちゃんのしぼりかすが トッピングされています。
やや マニアック系の具で すこし癖が強く 万人受けするものではなさそうです。。
説明書きによると 大阪の泉州地方のうどんだそうです。

私の好みではありませんでしたが 体育会系の学生や労働者系の人なら 受けるかもしれません。また 酒のアテには案外いけるかもしれません。
結構脂っこく 今まで食べた変りうどんになかでは 一番ヘビーなものでした。

しかし このメニューができて 「おおさかうどん」というカンバンに変わってから 店員の態度も良くなって活気もでてきて なんか ひと安心しました。

讃岐うどんにこだわることなく 麺も平うち麺から 四角い断面のうどんにかわり 温い麺にはぴったりの相性になりました。

確かに讃岐うどんは ぶっかけやしょうゆうどんなど冷たいものには とても相性がよく 美味しいものですが 暖かいものはイマイチだと思うのは私だけでしょうか?

暖かいきつねうどんとか てんぷらうどんとかは 私は断然大阪のものの方が好きです。
四角い断面の おおさかうどんは 適当にもちゃっとした感触があって 腹持ちがよく 満足感のある普段使いの食事としては 最高のものだと思うのですが・・・ 

なにげない いつも食べているものを もっと見直してみたら 案外美味しい物を見つけそうですよ。
くだんの「かすうどん」のおいてあるうどん屋さんは 大阪高槻の「げんきうどん」というお店です。
興味があれば 一度食べてみてください。場所はここです。
案外 男性には受けるかもしれません。
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