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落し物

私はツーリングに行くと よく物を落とします。
自分でも 感心するくらい よく落とします。

数年前の北海道ツーリングで ユースホステルの会員証を 落としてしまいました。
ウェストバックのファスナーが 半開きになっていたのに気付かず 身分証と一緒になくしてしまいました。
朝になくして 夜まで気付きませんでした。

夜に家に定期連絡を入れると 母から「警察から 電話が入っているから 電話連絡を○○○にかけなさい」と言われました。
???なんで?
北海道美唄(びばい)警察から 私の会員証と身分証の落し物の連絡でした。

そこではじめて 自分が落し物をしたことに気付くという 間抜けな展開でした。

しかし 不思議です。
私は その日 美唄を走っていません。
この日は 層雲峡を朝に出て 旭川に出て そのまままっすぐ南下して 美瑛〜富良野〜占冠(しむかっぷ) そこから西進して夕張を越え そこからまた南下して 苫小牧の手前 早来(はやきた)町の町営キャンプ場に たどり着いたのです。

美唄は このコースからは離れていて 通っていませんでした。

すぐに連絡のあった 美唄駅前交番に連絡をしてみると 旭川の国道で ウェストバックからなにやら落とした私をみたドライバーが 身分証と会員証を拾って 私を追いかけてくださったらしいのですが ちょこまかと走り回る私に追いつけず 見失ってしまったので 仕方なくその日 自宅に帰ってから 近所の交番に届けてくださったそうです。

さて翌日。
進行方向とは反対の方角でしたが 早来のキャンプ場をバックして 早朝から北へ向かい美唄駅前交番まで 走ります。(200km弱走行)

駅前交番のおまわりさんは とても親切な人で ちょうど交代で帰られるところでしたが 昨日の状況の説明を詳しくしていただいて お時間をとらせてしまいました。

近くにお住まいの 親切な拾い主の方の住所をお聞きして お礼とご挨拶をしにいかねばなりません。
電話連絡を差し上げると 拾い主ご本人は 出勤されてお留守でしたが お母様がご在宅されているということで 菓子折りを持って ご自宅を訪問しました。

先方のお母様は 大阪の旅人が突然訪ねてきたので 「大阪からここまで 一日で走ってきたの?」なんて楽しい勘違いをされていました。
「わざわざ お礼を言いに寄ってくれなくても 電話で充分だったのよ」とおっしゃっていましたが 感謝の気持をどうしても直接お伝えしたくて おしかけてしまいました。

旅行から帰って あらためてはがきで拾い主の方に お礼状を差し上げましたが その後も
年賀状などのご挨拶をして お付き合いがあります。

この時の旅は コース変更をして 札幌まわりで函館へでて 海峡を渡って青森へ出て 無事自走で大阪まで帰りつけました。行き当たりばったりの旅ですから 多少のコース変更は無理が利くのです。

落し物をしても 一日中気がつかず のんきに走っていた この時のことを 今思い出すと なんとも恥ずかしく そして懐かしい 不思議な気持になりますが 旅先で親切にしていただいたことは 何かにつけて思い出して感謝することしきりです。

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