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桜追人   幾つかの画像は クリックすると大きな画像にリンクしています。

一本桜を探して 口コミとweb検索で、前日に引き続いて 奈良をブラブラしてきました。

前日の好天が 嘘のような曇り空。気象庁の予報では 近畿中部 午前中は降水確率0パーセントのお墨付きをいただいているが 確率はあくまで確率。外れたからといって テレビ局に 投書するのは大人のすることじゃない。それに 自慢じゃないが当方 筋金入りの雨男。雨の用意をしていると 不思議と降らない。その逆に 合羽を忘れていると ここぞとばかり 集中豪雨にもなりかねない勢いで雨が降る。そりゃないぜ 雨降りの神様。どこかの天の破れ目から こちらを覗いてるんじゃないの?

寒い中を走る為 一ヶ月前の冬装備を引っ張り出して持って行き、準備する。

実は昨日から ずっと悩んでいることがある。今日乗っていくバイクについてだ。今のツーリングに使う相棒は バンディット1200sというネイキットバイクと カブC90なのだが 
普通そんなこと 悩まないのだが どうも山道と ダートにはいる予感がするので カブの方が使い勝手がいい。荷物も積めるし 渋滞にも強い 幸い今日は200キロくらいの行程なので 楽勝で走れてしまう。唯一の欠点は 帰りが遅れたとき 高速を使えないことくらい。高速が使えるバンディットのツーリングは 大名ツーリングなのだ。

グズグズしていて 出発が遅れてしまう。ツーリングライダーにとっては 早朝こそ大事な時間だ。シーズンになると 5時6時はあたりまえ 夜中に出発することさえある。
結局 出たのはAM8時を過ぎていた。遅れを取り戻すために 極力近道を行くことにする。
イナイチを西行してR170へ出て 大東から阪奈道路 R24号を南下して 桜井バイパスから やっと大宇陀へR166号西山のあたりから 一年ぶりの又兵衛桜に会いに来た  AM10時頃到着

来て見ると 年々周りが整備されりっぱな公園になって それなりに見栄えはいいが、肝心の又兵衛桜のまわりを 何千人もの人が(たぶん)踏み歩いてゆくと思うと 桜の先行きが 心配になってくる。ここ何年かの変貌に 又兵衛桜自身が 一番驚いていることだろう。ここで桜保護の為 100円を徴収される。観光資源の少ないこの町では しょうがないのだろう 清掃協力金といったところか・・寄付が石垣になるのなら 払いたくはないが、まあいいだろう。関西人は たとえ10円でも納得いかない金は 払わないのだ。
ここで盛んにPRしていた 天益寺(てんやくじ)の桜を見に行く。
場所は 又兵衛桜から5分位のところだが 車どころか 大型バイクでも入りにくいところで 通常なら途中から 歩かなければならない。しかしここでもカブなら 山道を難なく桜の下まで入り込めた。なんせ 郵便局員の足なのだから。ポストカブは スペシャル仕様だが 基本的にはカブに変わりはない。

右の写真 左上がその目的の桜 お寺は大半が焼失したとかで 桜だけがぽつんとたたずんでいるようだった。今日は通行人が少なく 挨拶しながら 通行させていただいたが 通行人が多ければ 当然遠慮してバイクをおいて歩くべきだろう。
この桜わざわざ 近くまで行かなくても 下から見上げた方がキレイに感じた。近くによって見に行ってしまうのは 人情というものだが 近すぎて見えなくなるものも多いというべきか。このあと 同じ過ちを繰り返すこととなる。

さて ネットの掲示板で教えていただいた 榛原の仏隆寺の桜を見る為に 移動することとなる。仏隆寺についてみると もう昼の一時を回っていた。軽い空腹を抱えて 目的の桜を見に行ったが、まだ2分咲きで 遠めで見ると枯れ枝のようにも見えた。立派な枝振りで 満開なら又兵衛より 良いかも知れないと思いつつ 石段の別の桜を撮る。この時 テレビか何かの撮影が行われていて ついでに撮ることにしたが モデルの女性は ごく普通の人のようだ。このことからも テレビかどうか 怪しくなってきた。まあいいか。ここの参道で 新型フェアレディZに乗った 70歳代の老夫婦が 駐車場で車庫入れが出来ずに ギャーギャーと叫んでいた。仕方ないので私が バックを見て誘導を少し手伝った。この夫婦に 近辺の桜情報をお聞きすると なかなか良く知っておられて 参考になった。
情報によると、先ほどの又兵衛桜の近くに いいのがあるらしい。又戻ることにする。
近道しようと県道に入ると 道に迷って余計に時間がかかってしまったが、おかげでキリシタン大名 高山右近の 遺跡にめぐり合えた。彼はわが町高槻の英雄である。偶然だが ラッキーなめぐり合わせになった。
もう 2時を過ぎていたので、空腹に負けて 近くの喫茶店で遅い昼食とした。ロスタイムだがここで 目的の桜の場所を教わって 有意義な休憩となった。転んでも ただ起きない。
大宇陀町下片岡の 真光寺のソメイヨシノ ひっそりと 集落の高台のお寺に咲いていて 又兵衛の喧騒が嘘のように感じられる。

ここで土地のおばあちゃんに この桜のいわれを聞いた。この桜は 先々代の住職の 娘さんの生まれたときの記念樹だそうで、このお話を聞いた おばあちゃんより 20歳も若く65歳だそうだ。桜の生育は思ったより早い。

撮影していると お花見している小学生に出逢った。なんとも 風雅な小学生で お茶とお菓子で 観桜していた。二人にお花見に誘われたが 時間に余裕がなく遠慮しておいた。でもなにか 嬉しかった。
ここで午後3時をまわって 帰る時間が迫ってきて そろそろ天気予報では雨の降り出す時間となってきた。一日中曇り空とはいえ ここまでお天気がもってくれたのは ありがたい。今日のお天気の神様は 機嫌がいいようだ。帰路もう一軒 寄る事にする。なんせ 今日を外せば 二度と見られないかもしれない桜だとすれば 無理をしても 見に行きたいと思ってしまう。無理は禁物なのだが。 

長谷寺の奥 初瀬ダムのまた奥の 滝倉集落にある滝倉神社(たきのくらじんじゃ)の権現桜。長谷のガソリンスタンドで ここの場所を聞くと 知らないという。たぶん この時期だけ 人の来る場所なのだろう。ここは そうとう山の中に 突然集落があって少なからず驚いた。桜は 樹齢推定400年とかで 又兵衛より古いようだ。又兵衛は樹齢300年 天益寺は350年と 役場の人に聞いたが そうなると後藤又兵衛の伝説は 時代が合わなくなるが 桜の美しさに変わりはないのだから 文句を言うべきではないが
誇大広告はいけないと思う。
ここで 写真を撮っていると BMW R80のオーナーさんと出合って 桜をバックに記念撮影していただいた。勿論 人間ではなくバイクを。実はこの時代のOHVの ボクサーツインが一番好きだが 財力や体力からいまだに 乗れないでいる。憧れは あこがれであるからいいのかもしれないが・・これを所有できたら最後 たぶんバイクを降りるかもしれない。だから乗れない。乗りたいような 複雑である。知り合いのBMWのオーナーさんは 大きな大きな ドイツ製のカブだと おっしゃる方がおられるが だとしたら この写真は日独カブ対決というべきか。不思議な 巡り合わせであった。

権現桜で 午後4時過ぎ。焦り気味だったが いつも混むR24号が 意外に空いていて行きと同じ道を すいすいと帰れた 帰宅は午後6時過ぎ 帰路の方が 行きより早かったかもしれない。

今回素晴らしい桜に 幾つも出会えたが こんな機会は滅多にないだろう。もしかすると 2度とないかもしれない。この情報を頂いた としさんや 土地のおばあちゃん カメラマンなどの方々に 感謝しなければならない。 ありがとう。



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