篠山の謎の蕎麦屋 一会庵(いちえあん)
第一回蕎麦通参加者のK-90さんから 美味しい蕎麦屋さんの情報をいただきました。
それがここ 兵庫県篠山市の郊外にある 一会庵さんでした。ネットで調べても HPはなぜか繋がらず、ここの常連の訪問記も 地図は非表示。しかしこんなことでひるんでいてはいられないので とりあえず行ってみました。
連日のうっとおしい天気で 出撃の機会もなく 今回も様子見していましたが 曇り空の中 思い切っていくことにしました。今日は いつもの高槻→亀岡→R372号というコースを止めて イナイチ(R171号)→茨木→山ん中(てきとー)→余野→(てきとー)→杉生→篠山で行きました。途中(てきとー)とありますが ここはいつものさんぽコースなので 地図を見ないで移動しているので てきとーなのです。
キレイでしたよ なんでやねん!税金返せ!
前方の山が 低い雨雲に覆われています。あれ越えたら 雨にやられるなあ・・・ということで 前方の山を迂回していくことにしました。てきとーてきとー。 おかげで たいして濡れることも無く やりすごせました。雨雲を避けて走る。これは雨男ライダーには 必要なテクニックです。っていうか これだけ雨にやられると 降雨がある程度読めてしまうんです。 ある意味悲しい事ですが・・
道すがら 農家の家先で 無人販売所があったので お土産にキュウリを買いました。みんな一袋100円 こんな所にも 100円ショップがありました。
目的の 蕎麦屋さんは調べた地図によると 篠山の市街地から少し離れた所にあって 探すのに少し手間取りましたが 近くまで行って付近の商店で聞いてみると 親切に教えていただきました。カンバンの何も無く 判りにくいですが、キーワードは県立鳳鳴高校の近所の わらぶき屋根の農家(県道の北側)です。開店時間11:00前に到着したのですが もう私の前には 8組の先客が上がりこんでいました。 
篠山市大熊10-2 一会庵 tel 0795−52−1484  ホームページは今は休止中
入口では 所在なげに蕎麦待ちのお客さんでいっぱいです。システムは あがりがまちの所に 順番待ちの記名帳があるので ここに代表の名前と人数とそばぎりの数をあらかじめ書いておきます。それと番号札を 取っておきます。やがて 名前を呼ばれて席に案内されます。そしてまず注文をします。さっき書いたそばぎりの数を確認して 追加があればこの時に まとめて注文します。メニューは冷たい蕎麦と そばがきと そばぜんざいと 後はビールや日本酒くらいです。
私は 蕎麦だけ注文するつもりだったのですが 周りがみんな色々注文するもんですから ついそばがきも頼んでしまいました。まずかったらどうしようと 一瞬後悔しました。
注文すると まず蕎麦かりんと(塩味のあげそば)と蕎麦茶が運ばれてきました。
やってきたのは まず後から頼んだそばがきでした。これが ソフトボールを半分に切ったくらいの量があって、えっと思いました。蕎麦切りと 両方食べきれるかな?と悩みました。だしは 鰹がきいたややあっさり系で 生地はふわふわの自然薯みたいでした。美味。ここで 相席の客に聞いたのですが 越畑の職人さんと ここの職人さんは兄弟弟子なんだそうで どおりで 品揃えや雰囲気 提供方法 味付けがよく似ているなと感じました。越畑のそばがきは ここよりややしっかり系。どちらも捨てがたく 甲乙つけがたいです。 
まもなく そばぎり(いわゆる ざる蕎麦orもり蕎麦)がやって来ました。麺は かすかに緑色がかった新そば色の麺で この時期、新蕎麦に近いものにありつけることに 少し感動を覚えました。薬味は 一切ついていません。よほど こだわっていて しかも自信があるのでしょう。まず 麺を何もつけずに一本。蕎麦の香りが強く感じます。それからツユをつけて 一気にすすりました。細くコシが強く 越畑より硬い麺。コシが強いというより硬いという感じです。どちらも美味しいですが 私はやや越畑の方が 好みかな?僅差ですが。どっちにしても かなりレベル高いです。
好き嫌いというのは 個人の問題ですから 回答はありません。ご自分で現地でおたしかめください。締めの 蕎麦湯も越畑同様 濃くて美味しかったです。 
これだけ食べて 〆て1500円でした。量も多く大満足!えっ 全部食べられたかって?
ハイ キレイにいただきました。(我ながら健啖家ですわ)
 食後 篠山市内に行って 腹ごなしに町をぶらぶら歩きました。
篠山城のお膝元 城跡の下には当時からの 城下町がひっそりと今も残っています。商家群や武家屋敷群など見所も多く 特に商人町は うだつのまちなみや 京都のような うなぎの寝床と呼ばれる 間口が狭く奥が深い独特の形態の家屋が 数多く残り 能楽資料館や 美術館 郷土資料館など あまり大きくない町にしては 驚くほどたくさんの文化施設がみられます。 
城山の頂上にある 国民宿舎「ささやま荘」で 日帰り入浴を利用しました。ここは 「まけきらいの湯」という名前ですが、名前の由来は 近くにある「まけきらい稲荷」から採っていますが 面白い名前ですね。
風呂は 薬湯 ジェットバス サウナ 露天 内湯があって料金は 700円でした。浴室に入っていくと 中で従業員の女性が 一所懸命清掃作業をしておられましたが 少し入りにくかったです。30歳代の方で こちらも恥かしかったんですが むこうも恥かしいと思うんですがね。あーびっくりした。露天はかすかに塩素のにおいがしていました。たぶんレジオネラ菌対策の 消毒でしょうね。ということは循環式かな?まあ 昨今どこでも同じですが。
締めは 大正ロマン館まで行って お土産と恒例のアレです。お土産は 黒豆パン。
そして恒例の ご当地ソフト「黒豆ソフトクリーム」を食べました。小さい黒い粒粒が入って甘さ控えめ コクがあってなかなかいけます。250円(だったかな?)
今にも雨が降りそうだったので 帰りは寄り道せず最短距離で帰りました。
篠山→R372号→亀岡→R9号→亀岡街道→高槻・自宅 所要時間1時間半くらい。
途中 ネズミ捕りがありましたが(R372号 亀岡市東木梅付近)前の車が 急ブレーキを踏んでくれたおかげで事なきを得ました。ハーッたすかった!!
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