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節分祭 2007.1.3

母が生きていた頃から いや私が子供の頃から 毎年お参りを重ねた 京都吉田神社の節分会
ここしばらくは 平日が節分にあたっていたので 仕事帰りの夜半にお参りしていましたが 今年は土曜日が節分にあたり めでたく昼のお参りになりました。

例年は一年で一番寒い参拝日なのですが 今年は気持ちわるいくらいの暖かい日でした。

京都大学の前を通り過ぎ 目指すは吉田山、このあたりからもう 縁日の露店が出て お祭り気分満点です。
石段前の鳥居をくぐり ここからが参道。老いも若きも一緒になって 本殿に向かう石段を登ります。本殿前には 古いお札の納札所があり 一年間厄除けの役目を終えたお札を 引き取ってもらい また新しい厄払いのお札をいただきます。

集まったお札は この日火が放たれ 参拝者の一年の厄を祓い 無病息災と幸運を授け、またこの火が春の訪れをもたらすといわれています(神社縁起より)
これを火炉祭といいます。

吉田神社では 節分の前後3日間で 疫神祭 (疫神を鎮める) 追儺式(ついなしき 俗に鬼やらい つまり鬼追いの儀式です) 火炉祭(かろさい 前述)が行われます。
お守りや納札というやり方で 厄払いや神頼みをする方法もありますが ここで有名なものに
人形(ひとがた)に名前と年を書き 神社に奉納するという 人形祓いがあります。

人形祓いといえば 6月30日京都各地の神社で行われる 夏越の祓い(なごしのはらい)が有名ですが 側にいたおじいさんにお聞きすると 人形祓いは半年分の穢れをはらうものなので 年2回あるらしい。

結局ありがたいので 父と私の分を奉納し 半年の穢れを人形に託しました。

人形払いは 雛流しに通じ 雛流しは ひな祭りに通じるといわれています。

今年は節分が土曜日と重なったこともあり 昼間から人が沢山集まり 例年にない参拝客となりました。

習俗習慣だけではいいあらわせない 人々の願いの深さを見る思いです。
境内外に安置されたのは 鹿(神鹿)の像。

人々は自分の悪い患部を鹿の同じ部分に当て 撫でさすって病気の平癒を願います。
(天満宮の牛像と同じ意味です)

吉田神社は 藤原氏により 奈良の春日山から平安京の守護神として勧請されたもので 
春日神社と同じ 鹿をお使いとしています。
山内には由緒のある幾つかの摂社や末社があり その中に菓祖神社があります。
ここはユニークな菓子の守り神で 京都の和菓子屋さんの尊崇を集めています。

節分祭の日は 豆茶(大豆を炒って作ったお茶)とお菓子の接待があり 私は毎年これを楽しみに お参りしにきます。

年々お参りするたび 参拝者が増えて 今年は人が多くて お菓子をもらうにも一苦労しそうだったので 我慢して豆茶だけありがたくいただきました。

塩が効いていて 香ばしくて美味しかったです。

お菓子は全部の人にはあたらず 皆さん残念そうでした。
吉田神社のさらに上には 末社として 斎場所 大元宮があります。
ここは吉田神道の根元殿堂として 日本全国の神々を一堂に祀る(3132柱)場所で
真ん中に本殿を置き 両側に日本全国の神々の社 そして正面奥には伊勢の外宮と内宮を配しています。
日本全国の神々の社 大隈の神 薩摩の神 日向の神・・・・と並んでおり 今年も日本国中を巡りたい私は ぐるっと一周全部のお社にお参りしたのでした。
神社を出るとき軒が低いので どの人も頭(こうべ)をたれ 神に一礼して退参するのでした。
神様の前では 誰もが平等です。
境内の外では 奈良のつるし柿の露店があり 沢山の買い物客で賑わっていました。
こんな日にしか見ない 占い札の店。
自分の名前を探し その札をめくって見ます。

また別の屋台では 鰯の丸干し(干物)の実演販売をやっていました。
宇和島のウルメいわしを干したものだとかで 味見してみると大変美味しかったので
少し高価でしたが 縁起物でもあり 思い切って買いました。

家に帰って 煙をどんどん出して焼いて食べましょう(楽しみ♪)
こちらのおじさんは牛の煮込みをさかなに お酒をいっぱいひっかけています。

その隣は 炭火を使った鮎の塩焼きでいっぱい♪
眼鏡のおねえさんに 「どうぞ 隣が空いてますよ 一緒に飲みませんか?」
と誘われましたが 毎年この日はお蕎麦を食べる事にしていますので
丁重にお断りして この場を去りました。
さて 蕎麦の屋台ですが いつも行く上の山蔭神社の前の店ではなく 下の鳥居のほうのお店にしました。上の方のお店は 京都でも古い由緒のあるお店の蕎麦屋ですが 下の店もなかなか美味しく 特に にしんそばは秀逸なので 今年はこちらにしました。

柔らかく炊き込まれたニシンは 甘辛くほろ苦く また蕎麦はかけ用のためか やや麺が太くしっかりしていて 食べ応え 喉越し そしてニシンの味わいなど 年に一度の楽しみを堪能するには充分な味わいでした。

あー 美味しかった!!
蕎麦屋の隣はぜんざいやの屋台。
デザートは甘味とばかり 吸い込まれるように こちらにも入ります。
食券を買って一番奥へ 用意されたイスとテーブルにつくと ぜんざいとお茶が運ばれました。
大きな焼餅が二つ。
なみなみとよそわれたぜんざいは 甘さ控えめでくどさがなく 熱々をハフハフ言いながら 楽しんでゆっくりいただきました。
一緒についてきた ほうじ茶もとても美味しかったです。

今の今まで気がつかなかったのですが お店の中を見回すと 9割がたお客さんは女性ばかり。
ちょっと恥かしい思いをしながらも なかば開き直ってゆっくりお茶を啜っておりました。
色々な人が入れ替わり入ってきて 見ているだけで面白かったです。
たーらこ〜 たーらこ〜 たーっぷり たーらこ〜♪
さてぜんざいの屋台を出て 外の風に吹かれながら 祭りの人々の見物。
スマートボールに興じる子供たち 応援する大人たち 射的に群がる子供 よーよー釣り
お好み焼き たこ焼き くじ引き 鯛焼き イカ焼き お面の屋台に 綿あめ おもちゃ

大人になってしまった私は ただ見ているだけ 
子供のときはどれを見てもワクワク心が躍って わけもなく嬉しくてしょうがなかったですが
いまはそれを懐かしく思いながら 子供たちの笑顔を眺めています。

おとなって 楽しくないなぁー・・・・・・
吉田神社
京都市左京区吉田神楽岡町30
祭神は 春日四神

吉田神社は近代まで 神社の総家としての格があり
神職の吉田家は全国の神職の任免権を持つなど 神道界に絶大な権力を持っていました。

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