みちなりに進むと 沢山の積雪があり やがてパンダさんのスクーターでは 進めなくなりました。
ブロス号のハンターは もう少し進みましたが やがて雪に埋もれそうになりました。 |
ここでおしまい。
写真で見ても 進めないのが分かります。
さすがにここまではどんな四駆も上がってきません。
なぜならこの先 がけ崩れしていて 通れないのです。 |
さらにサイドから テンテンと残る足跡は 動物のもの 鹿と思われます。
めがねパンダさんに 教えてもらうと キツネのものやタヌキのもの ウサギのものもありました。
キツネのものは 戻った後がなく 聞くところによると 自分のつけた足跡をバックして おなじ文痕を踏んで戻るそうです。
忍者みたいですね。
さらにふた周り大きいのもありましたが 「クマ?」と聞くと 「この山にはいないでしょう」という答えでしたが もしかしたら?と思うとちょっとゾクゾクしました。人間の足跡は どこにもありません。 |
歩き出すと 膝まで雪に埋まってしまいます。
ゴムのスノーシューズを履いていたので(LL.ビーンっぽいもの:本物ではありません)張り切って雪中行軍しますが ズボズボはまり込んで 足が抜けません。
深いところは 股のところまで沈んでしまいます。
慎重にそっと進むと 沈み込みはいくらかマシですが 油断するとつんのめって転倒してしまいます。 |
あれ! 雪のバウムクーヘンのようなものが!?
めがねパンダさんにお聞きすると これはたいへん珍しいもので 雪面の表層に新たに積もった新雪が 剥離して斜面を転がりおりるうちに 一定方向に層になって重なり膨らみ やがてバウムクーヘンのような面白い形になって 最後はぽてっと倒れてしまい 美しい断面を見せてくれるのだとか。
バウムクーヘンではなく 伊達巻を想像してしまうのは 私だけでしょうか?(笑)
比較に並べてあるのは 山菜取り用のカマです。 |
伊達巻に見とれていると つんのめってコケてしまいました。
撮影担当のパンダ氏 ナイスショットです!!
もうスノトレのなかはグチョグチョのべちゃべちゃ。
でも頑張って進みます。
パンダさんは 私より数倍大きい方で 私より沈み込みが深く 途中からついて来れなくなりました。
でもさらに進みます。 |
お〜い!どこまでいくんやぁ〜
八甲田山の犠牲者の教訓も生かされず B氏は陸軍の威信にかけて 峠越えを敢行するのであった・・・・・・・・・・(笑)
峠のトンネルは目の前にありましたが ここで断念しました。
そうだ! 我々は フキノトウを探しに来たのであった。
すっかり目的をわすれているやん!
いま来た道を引き返し 道の斜面を探しました。 |
主だった斜面は 崖面の崩落止めの金網ネットがかけられてあって それが邪魔で 斜面の土まで手が届きません。
しかしそれが幸いして シカなどに取られることなく わずかながらフキノトウが残っていました。
鎌で慎重にフキノトウの茎を引っ掛けて採ります。根は残さなければなりません・・・とパンダさんの受け売りですが(笑)
山は去年から 動物の食べるものがなく 若い木や草の芽は シカなどが片っ端から食べつくしています。道路の下には 餓死したのか クルマに跳ねられたのか 沢山のシカの骨が累々と見られました。我々が見ただけで数頭分 実数はこんなものではないでしょう。山林の開発で 食べるものがなくなったうえに 去年の台風や大雨 大雪などの異常気象などで 食べるものの少なくなった山では 動物の壮絶な飢えとの戦いがあったのかもしれません。
フキノトウは フキノトウ味噌の分だけ採って 早々に山を降りました。
このあたりでは ふきのとうなどはあまり食べないので 山から少しいただきましたが その他の売り物になりそうな山菜は 私は採りにいきません。 |
・・・・またコケてしまいました・・・・
でもとっても楽しいです。
めがねパンダさんは 私を雪道に連れて行くのが好きです。もう趣味といってもいいでしょう。
「ブロスさん 雪の林道イキマスカ??」
ニマーと笑ったその顔は 悪魔と天使が見え隠れして見えます。でもとっても愉しいので感謝しています。
めがねパンダさんは こう言いました。
「今日のブロスさんは コワレテいますね」
はいはいコワレテイマス。
・・・・コワレモノは大事に扱ってくださいね(笑)
今日もとっても愉しかったです。
めがねパンダさんありがとう。
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かえってから フキノトウ味噌を作りました。
フキノトウを油で炒めて 味噌と砂糖と酒を混ぜて作ります。
ディップにして キュウリとか大根とか 白ウドとかセロリとかつけて食べると 美味しいです。
日本酒にあうかなー。
鹿さんウサギさん うわまえをはねてごめんなさい。少しだけ友人におすそ分けしました。お酒のみ限定です。 |