大阪 新世界 禁断のうどん
今回は バリバリのおっさんメニュー
大阪府民も 意外に食べない もうひとつの 大阪名物うどん
多分 今回が一番 マニアックなうどんとして 最右翼に来るでしょう。
これ 時々雑誌にも出るけど いざ目の前に出されると 女性なら
引いてしまう人も いるかもしれん。

大阪 新世界 ネーミングが いいですね。
「新」 と名の付く地名は 多いけれど(神戸新開地 鴻池新田 
昭和新山 など) なんせ”新世界” ですから最強でしょう。
ここ 今はすっかりさびれていますが 昔は遊園地があったそうで
今では おっさんの街に変貌していて パチンコ屋 将棋会館
スマートボール サウナ 大衆演劇 映画館 居酒屋 などの
飲食店が 軒を連ねていて さながら 「おっさんのアメ村」
といった 風情です。
新世界では 昼間から おおっぴらに 酒が飲めるという
ある意味 おっさんの 密やかな楽しみが実現できる街です。
最近は 隣接地に 「フェスティバルゲート」という 
温泉施設(スパワールド)と遊園地が出来たおかげで 
若者や 親子連れの姿も見えて 昼間から酔っ払って
ふらふらしている  おっさんたちには 居心地悪そうです。
大阪で一番安いという
キャッチフレーズの居酒屋
やまとや 何でもあり!
邦画専門の名画座 
行楽劇場
若山富三郎の子連れ狼
看板 全然似てません!
あいにくの 雨天で 人通りもまばらで お行儀の悪いおっさんは 見られません。 
前置きは これ位にして うどんの紹介です。ジャンジャン横丁入口にある 「丸徳」 ここは 紹介しようか どうか かなり迷いましたが ありのままの 大阪ということで あえて紹介します。店は 中も外も はっきり言ってキレイではありません。
うどんが メインではなく カウンターの飲み屋さんです。
これを見て 出掛けられても 店の前で躊躇される方が 大半だと思います。それでは 入ってみましょう。
右が丸徳 左もホルモンうどんの店
これが 「ホルモンうどん」 
他店では 「シチューうどん」と呼ぶところもあり。
この店は ホルモン(牛もつ)の煮込みが
メインメニューで 店頭では いつも大鍋で
ぐつぐつと もつを煮ています。
この鍋の煮込み汁に うどんとホルモンが入って 
出てきます 400円也。
うどんの他 和そばと 中華そば
(キーシマみたい!)もあり。
せっかく来たのだから さあ召し上がれ!!
決して しり込みしたり キャンセルしたりするのは
正しいおっさんの することでは ありません。
(誰が おっさんや!)
そんなことをしたら お店の人に 失礼です。
これがホルモンうどん(ネーミングもすごい)「そんな奴は 最初から この店にくるな!」です。そのお味ですが やはりモノがモノだけに ややくせがありますが、真っ黒なだし汁にも かかわらず 案外あっさりしたもので 見た目程 抵抗のある味では ありません。東京上野あたりの もつ煮込みの方が ずっと強烈です。
(好きな人には こたえられない 味だそうですが・・・)。
この煮込み ビールのつまみにすると 良く合いますが 煮込み汁と共にうどんに仕立てると「?」です。 うどんにすると くせがでるようです。

 丸徳は 酒飲みには 好い所です。
ビール 日本酒 焼酎 泡盛 ワイン etsに ホルモンの煮込みや トンソク
 うみぶどう(沖縄の)から 簡単な酒の肴まで 揃っています。
うみぶどう(海草らしい) ジャンジャン横丁入口(出口?)
休日の昼下がり 昼間から 酒を食らうという背徳に 後ろめたさを感じながらも
少しくらいはイイだろうと 自分に言い訳して 又 新世界に来ます。
ここには おいしい串カツや 煮込みや 安いふぐや どてやきと 色々な酒の「アテ」が
おっさんを 手招きしています。


ここには 間違いなく 気取りのない 庶民の町大阪があります。
新世界の うどん屋さんでは お客さんから 店を出る時必ず
「ごちそうさん」「ありがとう」 という 言葉が聞かれます。
当たり前のことですが 大阪の他の地域では あまり 聞かれなくなった 言葉です。

新世界は あいりん地区の 入口にあたります。興味半分で 知らないところへ 入り込まないように。 又 この地区へ入り込んで 撮影するのも 危険です。
写りたくない人も 多いでしょうし、やばい場所も あるそうですから・・・^_^;

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