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追跡者

数年前、セローで千葉まで行った時の事 面白い体験をしました。
ゴールデンウイークのなか日 名神と東名で千葉の白子まで ツーリングしました。それは 東名の袋井を越えた頃 路肩で休んでいたオートバイが 不意に出てきて後ろについてきました。それはホンダのGB250クラブマンと思われるバイクで あちこち改造してある車両でした。ハンドルは 低いセパハン タンクは長いものに交換して真っ黒に塗ってある。シートもそれに合わせて 長く薄っぺらで座りにくそう。マフラーはかなり音量の大きいもので 歯切れの良いはっきりした音のするもの。ライダーの服装は 黒い革ジャンにジーパン オワンヘルにゴーグルと 定番のものでした。

彼は 何を思ったか 私の後ろにぴったりとついてきました。私は一番左の 低速車の走るレーンにいました。この頃は 高速道路におけるバイクの最高速度は まだ80KM制限で 今のように最高100KMではありませんでした。 
彼はじわじわと 私をあおりにかかってきました。わずらわしいので 先に行くように 右手で「どうぞ」と合図して見せました。

ところがどうでしょう。彼はいっこうに 追い越す気配を見せず 相変わらずじわじわとあおってきます。ときおり 空ぶかしして脅してきます。やがて私は 極端に遅いトラックの後ろについた為 前後に挟まれて 危険な状態になってきました。

「ええいっ うっとおしいっ」前のトラックを追い越す為 右の追い越し車線に出て スピードアップしてその場を切り抜けました。そして 遅いトラックの前に入り込んで 又90KM位に落として巡航を続けようとしました。

しかし クラブマンはまた 私の後ろについて同じように煽り始めました。
「クソっ、しつこい奴め」  私は 又遅いトラックのうしろについたので 仕方なく追い越しをかける事にして 又 右の車線に出ました。こんな時に限って 白バイや パトカーが現れることが多いので 気が気ではありません。
セローで全開にしてもたかがしれています。しかしバイクの法定最高速度がまだ 80kmだったこの頃は 取締りを受ければ セローでも免停一直線コース間違いなしでした。
今度は なかなかトラックの前に はいれません。なぜか 遅い車が走行車線に びっしりと繋がっていて はいる隙間がなく しかも異常に遅い車が多いのが 印象的でした。この時 何かイヤな予感がしましたが 考えるまもなく どんどん追い越しにかかる為 スピードアップしていきました。相変わらず クラブマンはピッタリとついて来ます。
何台かのトラックを追い越した時のことでした。トラックのかげに 白黒パンダの車が 隠れるように走っていました。ヤバッ そのまま加速して入る場所を 探し続けました。
クラブマンは 喜々と後からついて来ます。さっきのパトカーが見えなかった様なのです。
私は 追跡者を 適当にあしらってから トラックの後に逃げ込むことに成功しました。
クラブマンは 満足したのか さらに加速して大きな音をたてて 誇らしく走り去って行きました。

その時でした お上の御用で高速を走っていらっしゃるパンダ車が けたたましくサイレンを鳴らして 鮮やかな真紅の回転灯を回して 先ほどのバカな追跡者を追いかけていきました。「前のオートバイ 前のオートバイ 左に寄って止まりなさい!・・・・・ 」

あーあっ やりよった。少し行くと 先ほどのバイクは パトカーに停車させられていました。
もしかしたら 整備不良のお咎めも受けるかも知らん。無理に余計に税金納めること無いのにね。挑発に乗らなくて正解でした。
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