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蝶のみち 

ツーリングをしていると いろんな虫に出会います。

ある年の夏の北海道ツーリングで こんなことがありました。
場所は道東の山奥の チミケップ湖という小さな湖に向かう林道。

この湖は町から遠く クルマかバイクでしか行くことが出来ません。
アクセス路は2本ありますが どちらも途中から未舗装路で しかも
路面状況があまりよくないので オフロードバイクくらいしか来ないのです。
(10年前のことなので 現在はどうなったのかわかりませんが)

特に片方の道は ダートを10kmくらい走らなければならないし わだちも多く
通行車両もほとんどないルートでした。

私がこのルートをとったのは オフロードバイクに乗っていたからです。

道は鬱蒼と木々がかぶさった暗い道で 今にも動物が飛び出しそうな雰囲気だったので
ゆっくりとしたペースでわだちをひとつひとつ越えるようなかんじで進みました。

湖の手前1kmくらいの地点までくると 進行方向の路面に 沢山の蝶々が止まっていました。
道路はかなり荒れていて わだちが盛り上がり山になって それが尾根線のように続いています。
土の色は浅い茶色 ところどころ緑色の苔が生えていて 蝶々が何匹もその尾根線に止まっています。

それが何十匹も 地面につかまって あるものは羽を広げ あるものは羽をすぼめ 開いたり閉じたり よく見ると 地面のところどころが濡れていて その場所だけに蝶々がとまっています。
さらに観察すると 地面を舐めているような 水分を吸い取っているような様子。

蝶々は全部同じ種類のようで きれいな青紫の宝石のような小型の蝶。
それが 薄暗い道の真ん中で 羽を閉じたり開いたり ときおりふわふわと舞い上がり また近くに舞い降りて また羽を閉じたり開いたり。
きれい・・・・
何十匹の饗宴は いまでも忘れられない光景です。

私はしばらくその場所を動くことが出来ずにいましたが 我に帰ると 
蝶の邪魔にならないように 出来るだけ道の端をバイクを押して そおっと通りました。

後日 この話を人にすると この人は そのわけを教えてくれました。
蝶は花の蜜だけを吸っているのではなく 地面のミネラル分を吸うものもあるというのです。
このとき蝶が夢中で吸っていたものは 動物のおしっこではないか・・・と言うのです。

あの広範囲に濡れていたシミの正体は おしっこ??
だとしたら どんな動物の???

もしかして ヒグマだったのでしょうか?

もしそうだとしたら かなり危険な状況だったのですねー(汗:)


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