ソニーサイバーショット U50

レストランや食堂などで 食べ物の撮影をするときは とても気を使います。
テーブルに食べ物が運ばれてくると 早速デジカメを出して 撮影に入るのですが そのとき店員さんや店主の目が一斉に私に注がれます。

店員さんが側におられる時は できるだけ声をかけるようにしています。
「すいません 撮らせていただきます」「行儀が悪くてすみません」

でもやはり 気合の入った店主さんなどは 一瞬緊張されます。
いちど「何かの取材ですか?」といわれたことがあり そんなことを思う人もいるのだと気付きました。

それからは できるだけ 目立たないデザインのデジカメで 撮る様にしていますが それでも圧迫感があるようです。

そこで出来るだけ おもちゃっぽいデジカメを考えたのですが トイデジカメ(限りなくおもちゃに近いデジカメ)は 機能が低く写りが悪いようなので除外 それから携帯電話のカメラ機能の良いものを調べたのですが 接写が苦手なようで 写りも食べ物撮影にはまだ時期尚早のようです。
携帯電話のカメラ機能に関しては 日々進歩しているので これから期待することにして、いまのところ 一番適しているのはこのカメラのようです。

ソニーの サイバーショットUシリーズは 本当に小さなカメラですが かなり優秀で写りもきれい ズームのない短焦点レンズですが 使い方次第で素晴らしい武器になります。

このカメラのシリーズは初代U10 U20くらいまでは よく売れましたが やはりズームのないことが嫌われて その後の売れ行きは初代ほどは 売れませんでした。

デジタルズームさえ付いていないこのシリーズは 万能に使える何でもカメラではありませんが 単機能カメラとしては かなり優秀です。

ソニーのアナウンスによると ビジュアルブックマークしよう!と提案しています。
簡単に言うとメモカメラですね。
小ささと起動の速さを生かして 肌身はなさず持ち歩いて さっととり出してさっと撮る

ズームがないということは 被写体に近寄って撮るという カメラ本来の撮り方の基本を教えてくれます。しかも カメラ部と本体が可動する スイバル機構を持っていますから 超ローアングルや 超ハイアングル またいっそのこと地面に置いての撮影など 鳥の目線や犬の目線で撮影できるすごいカメラです。

200万画素は今はもう時代遅れの感がありますが ページで使うには充分すぎる容量で ハードディスクに優しい記録画素数なのです。

色はソニーらしく 色鮮やかでくっきりした画像 小さなレンズですが驚くほど良く写ります。

短所としては 光学ファインダーがないこと(液晶ファインダーはあります) ややわかりにくい操作性 小さな液晶画面と小さなスイッチ類 ズームがないことなどです。
しかし それはこのカメラの成り立ちを考えれば納得できること 欠点ではなく機能を絞っていった結果 単機能に徹していらないものは取り捨てていったからなのです。

最近の雑食記は大抵こいつで撮影しています。
お店の方に圧迫感を与えない 可愛くてよく写るデジカメなのです。
先日 こいつで撮影していると 店員さんから声をかけられました。
「それ 可愛いですね、どこで売ってるんですか?」

ソニーサイバーショット U50  有効画素数200万画素 短焦点33mm メモリースティックDuo使用 単四アルカリ×2 or 単四ニッケル水素×2 CCDサイズ1/2.7

戻る