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謎の洋食屋やをりき
以前から 入ってみたかった やをりきに 勇気を出してはいってみました。
前に流れ橋に行った時 八幡市橋本の 遊郭跡の写真をとりました。忘れ去られたこの街は 私鉄沿線の駅前にありながら 時が止まったようでしたが そのとき街中の洋食屋さんに目が止まりました。

花街には 美味しい食べ物屋があるという 勝手な信念のもと とても気になりましたが 気軽に入れない雰囲気が ぷんぷんと店から漂って 勇気が出ず、時々このあたりを徘徊しては店の前で 幾度と無く 二の足を踏むのでした。
2004年も暮れて 12月27日 枚方方面に用事があったので こちらの方へ足が向きました。今日は 「やをりき」に入ってみようと 店の前まできました。 珍しく暖簾がかかって 今日は営業しているようです。

しかし やはり店に入る勇気がありません。
というのも 最初からの疑問が 頭を離れないからです。そもそも ここは 本当に食堂なのか もしかして かつて昔 食堂だったのではないのか?

今日はじめて 暖簾がかかっているのに出くわしたので 食堂は やっているようだが 依然として 疑問は 完全には払拭されません。
洋食屋としての それらしい証拠は 「洋食の店やをりき」という看板と もうひとつその横にある古ぼけた「アサヒスタイニー」というプレートだけ。

表からの店のたたずまいは 入口に所狭しと並べられた植木鉢 鍵がかかったままのサンプルケース。あまりにも 客を拒むようなたたずまい。
もしかして 近所の酔漢の溜まり場になっているのではないのか?考えだすと益々 入りにくい。 
そこで 一計を案じました。ここは いつものように ご近所の方に聞いてみることにして 隣のパン屋さんで それとなく「やをりき」のことを聞いてみました。

出てきた 店のお兄ちゃんは 「となり?さあ 何やさんでしょう。良く知りません。やっているのかもわかりません」という驚くべき返事が返ってきました。
私は 仕方なくバイクまで戻り あきらめかけましたが もう一度だけリサーチすることにしました。今度は 薬局でわざわざ100円カイロを買い そのついでに「やをりき」について聞いてみると、「ああ 古い店ですけど 美味しい店ですよ。日曜以外ならやっているはずですけど」・・・???
さっきとは 全く違う返事です。

しかし これで「やをりき」に入る勇気がでたので、元の店の前まで 取って返しました。
ガラス張りの 観音開きのドアを開けると 私好みのレトロな店内が 広がっていました。
しかし やはり外観から想像したとおり あまりはやってないようで(失礼) 店の中は 家人の私物がそこここにおいてあり 店なのか家なのか 判断に困るような雰囲気が ぷんぷんしました。
それを差し引いて見てみると 昔を忍ばせるようなモダンな店内は 当時の花街の雰囲気を色濃く匂わせて 往時の華やかさを偲ばせるには 充分な味わいがあります。 
気になったのは この店に洋食のあの匂い 甘いドミグラスソースの匂いや ラードの香ばしい匂いが 全くしなかったことでした。コーヒーもあるのに コーヒーの匂いさえしません。
しかし とにかく座ってさっきの薬局で聞いてきた お勧めメニュー「オムライス」をオーダーすることにしました。
「やをりき」さんの オムライス。注文を聞いてから コトコトたまねぎを刻んで ジュジュッと店主のおばあちゃんが 作ってくれました。

少し固めのご飯で作ってあって ぱらっと仕上げてありました。固めの玉子の下は 大きくザクザクと刻んだたまねぎが いっぱい入っていました。ソースは市販の物ではなく 自家製のドミグラスっぽいソースでした。

ピンッと張った 黄色い玉子が好みの人には 点数高いと思います。 
このオムライス 私にはちょっと懐かしい味を思い出させて ジンときました。
先年 他界した私の母のオムライスに 良く似ていました。母は 主婦にしては結構 料理上手で (母の兄も 父親も 洋食屋さんでした)オムライスは けっこう得意でした。
素人料理でしたが 私にとっては 自慢の味でした。
 わざわざ探して 行ってみるほどのお店では無いかもしれませんが 話の種にはちょうど良いかもしれません。
私としては 永年の疑問が解けて すっきりしました。
おばあちゃん 長生きしてね。
洋食のやをりき 京都府八幡市橋本 京阪橋本駅北口 改札のまん前 (駅から5歩)
定休日 日曜日 営業時間am11:00〜pm7:00  
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