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YBRでお散歩 2006/9/25



彼岸過ぎ やっと休みが取れて YBRのインプレでも書こうかなーと 出かけてきました。

場所は彼岸花の群生している 大阪府茨木市の山の中 行方不明のタクシーが発見された場所から少し行ったところ。(2006/9発生 車作)

大阪府北部(茨木)から丹波地方(亀岡)へ抜ける見山の里の入口。

私の秘密のスポットなのですが 今年は彼岸花が不作でしかも 刈り取られた後だったので ガッカリしました。

車作というのは はるか谷底から急峻な坂を上りきった山の上に チロルの村のような集落のことを言うのです。

こういう村は たとえば奈良の長谷寺の奥の滝倉とか 高野山に行く途中の高野下から上の集落とか 和歌山熊野の中辺路の旧道近露のあたり など近畿地方にも沢山あります。

谷を見下ろせば 山にへばりつくような家屋 段々畑に棚田 家ノ裏はいきなり崖で 崖から家を食い止めるように 石垣で囲い 畑の傍には柿の木 垂直と水平の繰り返し。

石を投げれば はるか谷底まで届くだろう。

仕事場と生活の場が 一緒くたになって 天の上にあるのです。

高天原とは こういうところを いうのかもしれません。


はるか谷底には道路が・・・
府道茨木亀岡線が走っています。

この谷はもうすぐ水の下になってしまうのです。

この場所は 安威川ダムという貯水池が出来る予定で 着々と造成されつつあります。

道沿いには見事な棚田が広がっていたのですが 今年からはその耕地の捨てられたようで とうとう草ぼうぼうになってしまいました。

ダムの目的は 水資源の確保 治水 など。
しかし大阪府の水資源は余っており 淀川の水は神戸市などにも売っているくらいです。

治水・・・なにかピンと来ません。

本当に住民の為の施設なのか ダムが必要なのではなく ダムを作る仕事が必要なのではないのか・・・
このダムは誰のためのものなのか・・・・

ここがどう変わっていくのか 見つめ続けていようと思います。




ダムの上には 昔からの田んぼや畑が沢山あって 山里がいまでものどかに広がっています。

ここは私のとっておきの場所。
箱庭のように 小さくまとまった棚田があって 四季おりおり 美しい表情を見せてくれます。

今年もやってこれたことに感謝です。


半分に割った漏斗状の地形は 上が広がり 下に行くにしたがって収斂し 扇の要に向かって一点に集まっていきます。

今日このとき 一年で一番きらびやかな装いをもって 田畑が彩られています。

黄金に輝く稲穂が ただ刈り取りの時を待っています。

風のない彼岸過ぎのある日。
今年も見逃すことなく やって来れました。

空気が澄んで 身体の隅々まで 秋の香りを吸い込みます。


さらにその奥のもうひとつのとっておきの場所。

いつもの年なら 彼岸花が見渡す限り いっぱい咲いています。


来てみると 今年は不作なのか 花は少しだけ。
しかも花の時期が終ったのか 花びらがしおれて落ちていました。

今年はここの彼岸花は諦めました。

山伝いに 京都府亀岡市に向かいます。

しかし亀岡市のいつもの撮影場所に行くと 団体で撮影しに来た人達がいっぱいで 花を撮るのを諦めます。

アマチュアカメラマンでしたが 田んぼの中にまで入って稲を踏んづけたり 花を折ったりしてあんまりマナーの良い人達ではありません。

一緒にいたら 同じような人に見られそうなので その場を早々に立ち去りました。


その後日吉ダムまで足を延ばしました。

このダムは 場所によっては 世木ダムとか天若ダムとか呼ばれ 桂川の源流の水を集めています。

ダムには魚がいて へらぶな ブラックバス ブルーギルなどが釣れます。

浮き桟橋などもあって 釣り場が作られています。


ダムに架かる橋
上流は鮎釣り場になっていて 水温は冷たく 水はきれいです。

水面ははるか下。
水深はかなり深いようです。


いくつもの山を越えて 旧美山町(現南丹市)にきました。
ここは萱葺き集落保存地区です。

萱葺き集落の周りは 蕎麦畑が広がっています。

しかし彼岸花はありません。


きび工房というところで よもぎ餅ときび餅を買って お茶もいただいてその場で食べました。

和菓子やにおいてあるような ありきたりの餅ではなく 搗き立てのどっしりした餅が食べられるので ここへくるとよく食べます。

時間が経つと硬くなり 持ち帰りには向きませんが この場で食べるには このうえないご馳走です。

よもぎ きび あわ とち の餅などのほか 三色団子 おはぎなどもあって 目移りしてしまいます。

地元のおばちゃんたちが 心を込めて作ってくれます。


いつもの萱葺き集落。
この時期は 稲の穂の黄色と 蕎麦の花の白色のツートンがきれいです。



萱葺き屋根が幾重にも重なって見えますが 実際にこのように すぐ近くに重なるように建っています。

冬になると 付近一帯には雪が降り積もって また魅力的な景色が広がります。

ただし雪が降ると バイクで来るにはかなり苦労しますが。


お土産を買って帰りましょう。

地元産の万願寺とうがらし。
赤いのも青いのも 同じ種類です。

あまながとも呼ばれ 辛くない種類の唐辛子で 焼くと甘くほろ苦く 美味しい野菜です。




萱葺き集落を後にして R162を北上して福井県にはいります。

ここは道の駅 名田庄。

名田庄村(現 大飯町名田庄)は 安倍晴明の末裔 土御門家の本家。


土御門家は いまでも 暦などを作っています。

分水嶺を越え 海辺の町若狭小浜までたどり着きました。

ここは京都まで続く 鯖街道の基点。

ここからはるか京都まで 若狭湾で獲れる鯖を 運んだのです。


この町の名物は 京都へ運ばれる水産物 特に塩干物が美味しいのです。

いまではブランドになっていますが 街の人が食べるのは 商品にならない小魚や 不出来の干物 そして小魚の醤油干しです。

私の父はこの町で育ちました。

この醤油干しを買って帰ると とても喜びます。
子供の頃食べた懐かしい味だそうです。

帰ってから焼いてみましたが とても美味しくご飯にピッタリでした。

小浜では昼食をとらず 買い物が済むと そこから滋賀県琵琶湖方面に向かいます。


ずずんと走って 湖北マキノ町から 木之本に抜けるトンネルの手前。道の駅マキノ追坂峠。

最近はどんどん新しい道の駅が出来ていて 知らないところはつい入ってしまいます。

ここで食堂を覗いたのですが 高速のPAとかわりばえしないメニューで 食欲がわかず 売店でいなりずしの少量パックを買って ベンチで食べました。

ちっちゃいおいなりさんが三つで150円と バリュー価格でした。


湖北のてっぺんを回り スカイラインには寄らずに 真っ直ぐ長浜へ そこからR8号を走り 途中から湖岸道路へスイッチ。

近江八幡の手前は いつもパトカーが隠れていたり オービスがあったりで 慎重な運転が望まれます。

その先の湖岸沿いのワインディングは 一番のツーリングポイントです。


ワインディングの終点には 長命寺という観光名所があります。

観光汽船が発着する港の広場は 休憩するのに良いところです。

バイクを置いて一休み。

朝は寒くて薄着で来たのを後悔したのですが 湖東を走り出すと 夏の陽気のような暑さが戻ってきました。

木陰で休みます。


家ネコが四匹。
のんびりとくつろいでいます。

ちょっと警戒気味で 近寄っても距離を置き 遊んでくれません。

まあ逃げないから このままの距離で しばらく眺めていました。

三毛のやつは 背中を撫でさせてくれたんですが しばらくして 振り向きざまに「なにするねん!」というような表情を見せたので 手を引っ込めました。

そりゃあ 知らない人にいきなり背なかを撫でられたら 猫だって嫌ですわなぁ

ゴメンネ。


湖東方面の湖岸道路は「さざなみ街道」ともいいます。

いつもは琵琶湖大橋を渡って 堅田へ出て 
大津の近江神宮から京都へ抜けて 大阪高槻に帰るのですが 今日はコースを変更して 琵琶湖の一番南まで降りて その水の下るまま 宇治川から淀川に至るコースを走ってみようと思いました。
画像は草津のあたり。
日が陰り涼しくなってきました。


南郷から立木観音を過ぎ 鹿跳橋に向かいます。
琵琶湖のアウトレット(払い出し)は 瀬田川と呼ばれ やがて湖水の天ヶ瀬ダムになって ダムから先は宇治川と呼ばれる流れに至ります。
ダムの下 宇治川になったあたり。

宇治は古代から貴族の別荘地であり 夏の避暑地でもありました。

有名な宇治の平等院は 関白藤原道長の屋敷跡です。

YBRはのんびりとここまで連れてくれました。
トルクはあんまり太くなく いささか心もとないですが 坂道もなんとか登り スピードだってそんなに出なくって 全てにおいて地味。

だけどハンターよりは力強いし 嫌な微振動は少ないし 永く走っても疲れないし ポジションは楽だし ひらひらと旋回しやすくて気持ちがいいし XJRそっくりで格好もいいし 燃費もまあまあ・・・

全てにおいて中庸で ほどほど

なにより バイクに乗り始めた 高校生の頃を思い出す ノスタルジックなあの頃の味があります。
パワー感は 昔の2スト50ccのロードスポーツみたい。
初めて乗ったヤマハのRD50のようです。

当時の2スト50ccは 6.3馬力もあって 車重は70〜80kgくらいでしたから(たぶん)
12馬力 車重126kgのYBRとは 動力性能的には ほとんど変わらないと思います。

上流から宇治橋を望むポイント。

夕闇がだんだん迫って 川面をオレンジ色に染めようとしています。

向こうに見える山は 東山三十六峰の一番端のあたりかなぁ。

カエルが鳴くから かーえろっ。。。


宇治から京都府と大阪府の境 天王山の下 大山崎までは30分あまり。

いつものコンビニまで帰ってきました。

ここでフィニッシュ。
 時刻は5時少し前。

散歩にしたら すこし長い距離でしたが 
あんまり疲れていません。

これもYBR効果かなぁ。

出るときにガソリン補給しましたが 満タンのまま無給油で走れました。

ガソリン消費は10リッターちょっと。

燃費としては ハンターの燃費より少し劣りますが まあこんなもんかな。
航続距離が長いのはツアラーとしての素質が良いようです。

私はバイクの乗り方が 他の人より荒いので 燃費もイマイチですが おとなしい人が乗ったら もう少し燃費も良いデータがでるかもしれません。

いずれにしても 実際に走った人の意見を参考にしてください。

一日中走ってみてのインプレを書きますと。。

小柄な私の身体にあっていて 手足が自然に伸びて運転し易いし 手やステップにくる振動は殆どなく バイクを降りても手の痺れはありません。

タンクは細すぎて挟み込むとやや頼りないので ゴムのタンクパットなどを張るといいかもしれません。

スピードメーターが 国産のこのクラスのバイクに比べ かなり正確で 信頼できる精度の高いものです。(ハンターはかなりのハッピーメーターでした)
燃料計もわりと正確な数値が出ました。

またリザーブコックの設定もあって より安心度が高くなっています。
サスペンションもブレーキ(前 シングルディスク 後ドラム)も 原付2種のなかでは優秀な部類で 効きは良い方。

タイヤは純正のものは 硬くて滑りやすく 曲がる時怖い目にあいましたが、国産の同等品に交換したら かなり乗りやすくなりました。

すこしだけの投資で かなりツーリング向きのバイクになる可能性があります。

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