ひろめ市場 U  2006/5/6

3月に行った所だというのに 5月の連休にまたまた高知ひろめ市場へ行ってきました。

ここには酒飲みに優しい空間があるのです。
(いいわけです)

最初にオーダーしたのはこれ。
土佐久礼(くれ)大正市場のところてん。

高知市内から車で1時間位の距離にある 中土佐町久礼に大正市場という市場があり そこで食べられているのが このところてんで 何が違うかというと ところてんのタレが違うのです。

一般にはところてんは 二杯酢(酢醤油ともいいます)や 関西地方の京都などでは 甘い黒蜜で食べたり(葛きりの発想ですわ)しますが 久礼では冷たい醤油いりの鰹ダシで食べます。(
150円也)

感覚的には そうめんつゆが一番近いです。
わりあい美味しくて 新しい発見でした。
家庭でもできるので この夏にやってみようと思います。
いきなり酒飲みが ところてんでは ちょっと話しになりませんので こんどはビールに合う肴をとりました。
野生に近い竹の子 破竹(はちく)の天ぷらです。
根っこのほうだったので 歯ごたえがしっかりしていますが 孟宗竹より滋味が深くて美味しかったです。
一個50円ですから 2個買ってしまいました。
安くて美味しくて 貧乏ライダーには 強い味方です。
これは何だと思いますか?
魚の天ぷら・・・・正解は うつぼのから揚げです。
あの海の中にいる 細長いキングコブラみたいなヤツです。

ツラは悪いですが 柔らかくて脂ののりがよくてクセがなくて おまけに白身の美味しい魚です。

もっと臭いものかと思っていましたが 匂いもなく 黙っていたら穴子の天ぷらかと思うほど 美味しい魚でした。(400円也)

うつぼは黒潮が打ち寄せる外海に面した地方で食べられることが多いようです。
私の知っているのでは 和歌山でも干物にして焼いて食べる地方があります(南紀)

千葉や 伊豆あたりでも食べそうですね。

ビールのアテには最高でした。
ひろめ市場は 地元価格で営業されているし 食べものは新鮮だし それでいて 酔っ払って絡むような人も見かけないし 大きな声を出す人とか 暴れる人も見られないし とても健全で 家族連れのグループも沢山おられました。

町の真ん中に このような施設があるのは 酒の飲み方を知っている土佐人の美徳の現れではないかと ふと思いました。

「酒は飲むべし 飲まれるべからず」

ひろめ市場
高知市帯屋町2-3-1
7:00〜23:00 (飲食店は 昼から)
無休

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