2006/5/7  高知〜徳島〜神戸〜大阪  最終日


たいへんだ たいへんだ!
今日は西日本地方で 大雨の予想らしい。

高知地方は 午前中は雨。午後から晴れるらしい。
・・・・・ということで 今日は大阪へ帰るだけなので 宿をゆっくり出て 晴れてから帰ればいいし・・・・

とりあえず朝食をいただきます。
質素ながらも 必要にして充分な食事です。
野菜の和え物や漬物や豆腐など どれも手作りだし おばさんの心がこもってます。

朝はやっぱりご飯が一番です。

雨は強く降ったり 弱く降ったり・・・
でもいっこうに止む気配はありません。

とりあえず 高知城の前の「日曜市」へ行くことにしました。

バイクを濡らすのは嫌ですが 明日から仕事が始まるので、なるべく早く帰りたいというのが本音です。

 

日曜市に来て驚きました。
こんなに大雨なのに 結構な数の露店が出ているのです。
殆どは濡れてもいい 植木屋さんや果物 野菜 魚やさんなどですが それでもかなりの数の店が出ています。

途中駐車場のおにいさんが 傘を貸してくれました。見ず知らずの私に 「傘もっていきなさい」と気安く声をかけてくださって 駐車場の客でもないのに まあ本当に四国はお遍路の国。

お接待が染み付いているようですが、たいへん嬉しい出来事です。

とっても助かりました。ありがとうございました。

こんな雨でも果物屋さんは元気。
手前のオレンジ色のやつは ハウス蜜柑 隣の真っ赤なヤツはフルーツトマト(甘くて美味しい) 
その向こうの黄色いやつは 土佐小夏という蜜柑です。

どれも味が濃くて 鮮烈な個性があります。

最終日まで 財政を絞ったせいか 少しお金に余裕が出たので うちにお土産として送ってもらうことにしました。
どれにしようかなぁ〜

日曜市ではこんな店も出ています。
朝食を食べてきたので さすがにもう食べられませんが 今度来たときの為に チェックをいれときます。
昼まで日曜市で遊びましたが 雨の止む気配はなく 仕方なく高知を後にします。

雨足が強くなってきたので 高速道路に乗ることにします。
雨量が多いせいか スピード規制がでて 高知県と徳島県の県境で50km/h制限が出ました。
途中のPAで一休み。
ずうずうしく2輪駐輪場に 大きなクルマが入り込んで バイクが入れないで迷惑しています。

2輪駐車場は屋根があるので 入りたい気持ちは解りますが そのためバイクが締め出されるのは おかしいですよね。

クルマのナンバーを見ると 一台は香川ナンバー。
もう一台は 大阪ナンバー

おなじ大阪府民としては ひじょうに情けないことです。
ゆずソフトここのPA(名前は忘れました)では 雨が小降りになるまで 1時間くらい休んでいました。

暇だったので ゆずソフトを そのあと 鳴門金時きんつばをいただきました。

どちらも名産だそうです。

味は・・・うーん・・・微妙。

雨がこやみになったので、出発します。

・・・・ところが30分も走ると またも土砂降りで前が全く見えなくなりました。

危険なため またも非難。
こんどは吉野川ハイウェイオアシスへ。

ここは上り線はPAで 下り線だけハイウェイオアシスです。

でも雨が降っているときは ハイウェイオアシスには行かないほうが良いと思います。

PAには2輪専用駐輪場がありますが ハイウェイオアシスにはありません。
雨が降っている時はバイクは濡れ放題なのです。

今回の旅の最後の目的地が ここ徳島県鳴門市。
ここで鳴門うどんなるものを食べたくてやってきました。
ただし事前に調べたわけではないので とりあえず土砂降りのなか JR鳴門駅の周りを偵察しながら よさそうなうどん店をリサーチします。

一軒目・・・休み  二軒目・・・・讃岐うどん× 三軒目・・・入って聞いてみよう。。

「あの〜 ここ讃岐うどん店ですか?」
「いいえ 違います!」(きっぱり) 「うちは昔からの 手打ちうどんです」
「ん なら食べますわ!」

店主のおばちゃんはとたんに破顔して うれしそーに 頷きながらうどんを作ってくれました。
「具はなにいれる?」「揚げか わかめです」
鳴門だからワカメください!

おばちゃんはにっこり笑ってうどんを出してくれました。

うどんは不揃いな平麺で 柔らかめでしたが おかげでダシが良く滲みて とっても美味しかったです。

ずぶ濡れで入ってお店の床とイスを濡らしてしまい おばちゃんには謝ったのですが
おばちゃんは「そんなこと気にせんでいいのよ」といってくれました。

最後の最後まで 人の優しさに触れて うちに帰れます。

皆さん ありがとうございます!!
鳴門うどん

雨足はかわらず。
強いときと 最強のときと・・・

もうやけくそで普段と変わらず走る。
今回着ているジャケットが かなり良いものなので いまのところまだ下着への浸水はナシ。

ただしショートブーツが浸水して ずっと水の中に足を突っ込んだような状態です。

最後の避難先は 淡路ハイウェイオアシス。

ここも駐輪場がないので 雨の日は寄らないほうが愛車の為です。(PAにはあります)
道路公団さん なんとかして!?

旅の間節約したおかげで 帰りは全線高速に乗って帰れました。

大山崎インターの出口でもたもたしました。

高速料金を払おうと財布の中に手をやると 紙幣が濡れていてなかなか出てこないのです。

大阪では雨が降っていないのに どこで雨が降っていたの?と料金所の係員に聞かれました。

私は説明に困ってしまい 苦笑いしました。

しいていうなら 「幕末の雄藩」で・・・・・・(笑)


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