今回の収穫は 曲がりなりにも 熊の湯に入れたこと。この時期に 知床横断道路を走れたこと。そして 念願の芝桜を撮影できたことの３つでした。
まだまだ行きたいところは 山ほどあったのに、あっさりとあきらめてしまったのは 我ながら信じられない展開でした。
しかし 冷静に考えれば この時期の北海道は 夏の3分の1も楽しめないと思います。また北海道は 暖かい時に来ればいいさ！と自分を納得させて、眠りました。
28日午後７時に苫小牧を出たフェリーは 翌あさ９時に仙台に着きました。
夜に私の掲示板に 私はいまどこでしょう？ ヒント 吉田拓郎 「落陽」 というクイズを出しておきました。回答は ①襟裳岬 ②苫小牧 という返事が来ていましたが みんなハズレ！ まさか 2日で北海道を後にするなんて おバカな展開を誰も思いつかず 正解者なし！とひとり喜んでいると お一人だけ 見破る人がおられました。
この方 よほど北海道好きか 拓郎ファンなのでしょうか。ねえ○○○○さん！
予定通り 仙台港には9時に着いて そのまま仙台の市街に買出しに出かけました。市内の100円ショップで コンパスと腕時計を買って 右と左のハンドルに取り付けました。真ん中のものは トリップメーター代わりの ガムテープです。給油のたびに 書き込んで ガソリン補給のタイミングを計ります。ちょうど100キロになると リザーブになるので 一日4～5回は書き込んで 翌日は又新しいガムテープと 取り替えて 毎日走りました。格好は良くないですが とても実用的なので やめられません。昨日 これを見たガソリンスタンドのお兄ちゃんが 苦笑していました。
ここから 新しいツーリングの始まりです。北海道からの帰りではなく 仙台から関西へ向かうツーリング そう思うと気が晴れて 気分一新しました
仙台で時間を食って 移動が遅れ気味ですが このあたりは以前に走って懐かしく ゆっくりと天童に向かいました。途中 そば街道で有名な 村山市へ寄ろうかと迷いましたが さすがにコースを外れるので我慢しました。
しばらく行くと 天童市に入りました。ここで駅の観光協会に寄って うちに送るお土産を頼んでから うまい蕎麦屋の場所を聞くと 2つ返事で教えてくれました。
駅前通りの 水車そば
ここは説明によると 国産原料の十割蕎麦で 山形蕎麦特有の かたい太い角のたった すすりこめないほど どっしりとした香りの高い うまい蕎麦でした。
実は私 山形の蕎麦が一番好きです。
最近は 何処の蕎麦も 繊細な都会風の 細くてきれいでつややかな蕎麦ばかりで このタイプの ほんとの田舎そばは 見かけなくなりました。
関西なら 福井の今庄や 武生 永平寺 そして飛騨高山にもありますが 年々少なくなっています。値段も リーズナブルで大満足でした。
この地方の雄 蕎麦街道の蕎麦屋なら もっと美味しいんでしょうね。
満足して 店を出ると随分日差しが強く 薄着をして出発しました。R48号からR13号 山形をぬけて蔵王を横に見て 南陽市からR113号にスイッチ 途中小国の道の駅に 立ち寄りました。ここで やたらなれなれしいおじさんのお勧めで 新潟を走るなら R7号よりもR290号を走るように 勧められました。
これが またとてものんびりとした ローカル国道で 田んぼと山の中を縫って走る おいしい国道でした。しかし ゆっくりしすぎて時間オーバー。この後 新潟の栃尾へ行ってみたかったのですが 今回もパス（実は 2回目のチャレンジです。新発田＞安田＞五泉市＞加茂＞三条と走って R８にスイッチ。
だんだんと日差しが短くなってきます。長岡を越えると日が暮れて 柏崎は真っ暗でした。夕食の買出しをしてから 夜道を走ります。今夜寝るところは 道の駅にしようと探しているのですが、このあたりのR8号は道の駅が見当たらず 疲労を感じながら あせりながらも ふらふらと走り続けました。
こんな状態は 危険極まりなく 適当な所で休むことにして 国道のトラック待避所を見つけて 休むことにしました。
越後長岡付近
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あたりを見回すと トラックが入れないようになっていて 車もあまり入ってこないようなので 今日はここで泊まることにしました。ストーブで お湯を沸かして 買ってきたハムとライ麦パンをかじって コーヒーをすすりながら 夜空を見ると 嵐が近いのか 沢山の星が またたきながら光っています。少しヒンヤリしてきたので 寝袋の中にもぐりこんだまま 遅い食事を終えました。やがて トラックの放列を眺めていると しらない間に 眠っていました。
本日の走行距離 381ｋｍ ちょっとつかれた・・・ ナトリウムランプの夜
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