冬ツー3日目 小倉〜湯布院〜別府 2005/2/10

旅に出て3日目 小倉に来たら是非寄りたかった 駅前の旦過市場。
思ったよりずっと小さいのは 同じ福岡県の 柳橋連合市場とおんなじでした。
 とにかく朝食を食べさせてくれる食堂を探しましたが 市場はまだ殆ど開いている店がすくなく 思ったような食堂もなく 拍子抜けしてしまいました。

ただし 夜に活気のあるような雰囲気だったので こんどは夜に来て おでんでもつまんでみようかなと 思っています。
R3号線沿い門司駅前のうどん屋さんは 朝早くから暖かい湯気をたてて 寒がりのバイク乗りを迎えてくれました。
ここでは 朝からごぼうてんうどんを食べて やっとひとごこちつきました。

こちらの人は 「福岡県のうどんは美味しくない」なんて言うけれど 美味しい店が沢山あるのになぁと私は思います。
灯台下暗し・・・
普段自分たちが食べているものに もっと誇りを持って欲しいなぁと思います。
腹も膨れて身体も温まったので 急いで別府へと向かいます。
とりあえず 別府までは行くつもりです。
その先は未定。
雪の阿蘇山に登るか 海を渡って四国へ行くか、まだこの時点では決まっていません。

風の向くまま気の向くまま 雲の流れるその先へ ぶらぶら巡る一人旅・・・・・
宇佐からまっすぐ別府には向かわず 途中鶴見岳の裏側を通る道へ出ました。
一昨年 大雪で行くことが出来なかった 鶴見岳中腹の秘湯 塚原温泉へ向かいます。
山道は 雪解けのダートで 土質は水を含んで最悪でした。
道はクリーム状の細かい粒子の粘土質で 石膏のように白っぽくて柔らかい とても滑りやすく重たい路面でした。
今 ハンターのタイヤは ロードタイヤを履いていて うまくコントロールすることが出来ました。オフロードパターンのタイヤだと グリップしすぎて どんどん泥沼にはまり込んでしまいます。
塚原温泉火口の湯。
500円の入湯料を払うと 極楽気分が味わえます。
よく判らないのですが 泉質は酸の強いものらしく アトピーなどの 皮膚疾患によく聞くらしいです。

飲泉も出来ますので 試しに飲んでみました。
味はかなり酸っぱく腸の働きを調えてくれそうな 「効きそう」 な温泉でした。

しかしかなりの高温泉です。
・・・・・あっつい!
山を降りて まず行きたかった湯布院へ
街中の喧騒は好みではないので 離れたところにある 岩下コレクションへ行きました。
国内外のバイクが 沢山展示されていて 国産バイクの黎明期の数々のバイクが 多数展示されていて とても見ていて楽しいところです。
一日ではとても廻りきれないくらいの展示数で 何度も来たいところです。

外国の古いバイクもありましたが、それよりもっとレアな オリンパスとか ホスクとか キャブトン 山口 ブリジストン トーハツなど珍しいバイクがずらり。
私のお気に入りは ライラックマークU 縦置きV型2気筒のバイクです。
1階のフロアは こんなものがずらりと並んでいます。街角のカンバン 映画のポスター おもちゃ マスコット人形 フィギュア など懐かしいものがいっぱいでした。

オロナイン軟膏のおばあちゃん 名前を知っていますか?由美かおる 大村昆 美空ひばり 小柳ルミ子 水原ひろし 松山容子 それぞれどんなカンバンか分かりますか?
バイクは2階のフロアに沢山置いてあります。
見たことのないバイク 聞いたことのないメーカーなどお宝バイクがずらりと並んでいます。

一度ではとてもみきれないくらい 沢山置いてあって いつまでも ここにいたいと思いましたが 残念ながらほかにも回る場所があります。

また来るぞと誓いながら ここをあとにしました。
←クリック
湯布院には あと何箇所かバイク博物館がありますが 所蔵台数展示状態など いずれもここが一番だと思いました。
Z2やCBナナハンなんて ここでは普通の最新式バイクに見えてきます。
由布院から やまなみハイウェイの入口 水分峠へやってきました。いつもの旅はここからはじまります。でも 今回はこの先へは行きません。
ここから阿蘇までは 指呼の距離。
地図なしでも行けるくらい まっすぐな道が続いています。
でも 昨日降った雨が 暖かい風を運んで 雪は溶けたようです。雪景色がみられないんじゃ 行ってもしょうがないのです。

この時 明日からの行く先を決めました。
海を越えて 四国へ渡り 家まで帰ることです。
とりあえず勝手知ったる別府の町 ぶらぶらと好きなところをうろつきました。
明礬温泉の湯ノ花採取場の上に 地獄蒸しプリンというデザートを食べさせてくれる 茶屋があります。ここで遅い昼ご飯にします。
風邪気味で あんまり食欲がなかったので 地獄蒸しプリンと温泉卵で腹を満たします。

苦いカラメルで少しも甘くなく 食欲の減退した胃袋にはつるっと入って心地よかったです。
陽も暮れかけて 宿へ入ります。ここ別府ユースは 多くの人の思い出のユースです。

2〜3年前にこの場所に移転しました。昔の別府ユースは大きくて賑やかで 活気がありましたが 駅からは遠く不便な場所にありました。

今の場所は 駅から歩いて15分くらいの 駅前ユースになりましたが 不思議なことに 便利になって宿泊客が減りました。

今は 夕食の提供もやめて 朝食だけは食べられます。昔日の賑わいを知っているホステラーにとっては いささか寂しく 頑張れといいたくなります。
宿にバイクと荷物を預けてから 風呂と夕飯を一緒に済ますため 駅のほうへブラブラと歩きました。
ここは竹瓦温泉の前の 竹瓦小路。

昭和の時代の盛り場(死語!)に迷い込んだみたいです。

覗き込むだけで 入り込みません。
まずは 風呂からです。
別府で一番有名な 竹瓦温泉です。
普通風呂と砂風呂がありますが いつも普通のお湯の風呂に入ります。
湯温がかなり高く ぴりぴりするくらいなのですが 温泉なので 入ることが出来るのです。

入浴後は 手頃な居酒屋を探します。
竹瓦温泉の周りは キャッチバーや風俗店があって 客引きが店頭に立っています。

その中を掻き分けながら ユースで教えてもらった 海鮮居酒屋 二十八萬石に入りました。
二十八萬石で食べたのは 左からカワハギの肝あえ バクダン(ニンニクの丸揚げ) 琉球 黒霧島ロックで2杯でした。そういえば 今日は米の飯を食べていません。あ〜あ
ユースに戻ってから ペアレントさんと 少し食堂で談笑しました。
後から この日の宿泊者が何人か参加して しばらく話し込みました。
ユースの特製カクテル カボス酎を注文して しばらく談笑しました。
この日のメンバーは 韓国からの大学生(旅行者) 山形出身の京都の大学生  東京のOL と私。

異文化交流に励みました。。
(疲れているんだから 早く寝ろよ・・・・・心の声)
zzzzzz・・・・・ 途中から居眠りしてました。。

冬ツー目次

   1  /  2  /  3  /  4