四万十ぶらぶらU 2007.2.10
![]() 翌朝、四国上陸。 なんだか早朝から賑やかだったのは 今治港に着岸したためらしい。 次は我々松山組の番だ。 今治でかなりの車が下りたらしく 船倉は半分くらいの空きがあった。 我々もとっとと下港する。 肌寒いが これは空が高く 晴れの前兆(放射冷却)だと思われ 天候に期待できそうだ。 船は次の目的地九州へと出て行った。 |
![]() ダイヤモンドフェリーでは このようにヘッドライトの前面に 行く先のプラカードを貼り付ける。 外す前に記念の一枚。 一瞬私のバイクは手荷物か?と苦笑するが それじゃあ乗っている私は お荷物か・・・・ 朝から一人で笑っている私は さぞ気味悪かっただろう。 とりあえず路面電車の街 松山へ急ぐ。 なにはともあれ 四国の朝飯が楽しみだ。 |
![]() 市街の端っこで 早朝からやっている一膳飯やを見つけて入り込む。 市場帰りで今日の仕事を終えた おじちゃんおばちゃんに混じってテーブルに着く。 女主人が「朝食でいいですか・・・」 「あ うん・・・」 なんだか なんだかの展開だが 流れに任せるのが気持がいい。 知らない土地なのに 常連っぽく見えて ちょっとうれしいじゃないか。 伊予弁の女主人に 大阪弁で答えている私はどうみても 余所者にしか見えないのだけれども。 |
![]() 一汁?菜 砂糖の少し入った玉子の巻焼き 高菜の漬物 菜っ葉のおひたし(たぶん小松菜) かまぼこ 味付け海苔 大根と油揚げの味噌汁(伊予味噌ばーじょん) ごはん。 大ぶりの丼ご飯は ガテン系バージョンだが 粒の立ったご飯は噛み締めるほど甘くて あっという間に平らげた。醤油も味噌もほんのり甘くて優しい味。 うまいうまい 海と土の恵みに 土地の神様と旅の神様に感謝して両手を合わせてお礼をいう。 「ご馳走様でした」 |
![]() この街の路面電車はカラフルなものが多く いつ来ても違うものに目が行く。 松山 高知 高松 四国の大きな町はチンチン電車が似合う。 交通量もそこそこ 車と喧嘩せず 悠々と流れる姿は伸びやかで 見ていて楽しい。 排ガスが出なくて街を汚さない。 交通量の少ない地方都市でこそ 見直されるべき交通手段なのかもしれない。 |
![]() 松山を出て国道56号を南下。 近くへ来るといつも立ち寄る道の駅 内子のくるりへ お土産コーナーに 珍しいものを見つけてパチリ! クマンバチの蜂蜜漬け。 なんかすごく生々しくて迫力があった。 虫系の蜂蜜漬けとか 蛇系のアルコール漬けとか こういうのって力にあやかりたいというのか 信仰にも似た恐れや願いがあって 否定しがたい迫力を感じる。 なんにしても 大半のものにとって(地元の人でも)眺めて驚いて写真を撮ってそこで終わり。 どんな人が実際これを買うのか 興味は大いにあるけれど・・・・ 虫事体はかなり大きくて カナブン以上カブトムシ未満というところか。 |
![]() さらに走って いつもの宇和島 いつものアーケード街の横っちょの じゃこてん製造販売のおばちゃんち。 揚げたてのじゃこてんを 手渡してもらって そのままパクリ! ! んー あつあつー んまい!! 今年も来れたことを話すと 割れて崩れて売り物にならない選外品の生姜入り天をおまけにもらう。 香りがよくて ピリッと辛くて んー んまい!! ありがとう おばちゃん。 あなたの威勢の良さは 今日一日の元気のモトになります。 ごちそーさま。。 |
![]() 宿毛の手前 城辺のあたりで 蜜柑の売店を見かける。 ここの蜜柑はどれも木成の完熟みかん。 つまり早取りせず 熟するまで木に成らせておいて 最後の最後美味しくなってから収穫する蜜柑。 美味しいのだけれど 出荷には向かない(完熟すると痛むのが早い)から その時期その場所ですぐに食べるしかない。 そのかわりワックスもかかっていない場合が多く とても美味しいとおもう。 |
![]() 今日の目得ては土佐の文旦。 無農薬(低農薬?)の 皮の色の悪い見栄えの悪い個体だったが こいつが論外に上品で美味しかった。 甘みも酸味も濃くて はっきりした味。 硬い皮をむくのにとても苦労したけれど 手にいっぱい美味しい香りをしみこませ みずみずしい果肉は なかなかお目にかかれないべっぴん蜜柑だった。 4つで500円で販売していたが 無理を言って1個だけ分けていただいた。 美味しいものは一個だけで充分。 |
![]() 4個で200円。 その場で2個平らげる。 フルーツのように甘い。 いやフルーツより甘いトマトだ。 普通の甘い完熟トマより甘い 有機栽培トマトだそうだ。 |
![]() ここは夕陽がきれいらしい。 なんでも「だるま夕陽」と言うのが出るらしい。 猫が多くて飼い猫なのかノラなのか 判別がつかないが 人馴れしたフレンドリーな猫が多い。 カメラを構えていると擦り寄ってくる。 どうやら気に入られたようだ。 ここの道の駅の施設は 家族的で親しみ易いのだが 公共施設っぽくなく なんだか個人商店の集まりのようにも見えた。 人の性格も風景も少し南国っぽい。 |
![]() 海の幸を味わうには 季節外れだったため 海産物の食堂ははずした。 なかで海の幸をすこしでも食べさせてくれそうな お好み焼き屋に入って 看板に書いてある イカエビの入ったミックス焼きソバを食べた。 エビは多分市販品の小型の丸まった冷凍の剥きエビ 焼きそばは焼きそばなのだが エビの調理が上手く 生と過熱品のぎりぎり真ん中辺りの火加減で出してくれて お見事と言うしかなかった。 値段が安かったので これはこれで得した気分だ。 ただ 遙々やってきて宿毛らしい食事をしたかったのだが それは贅沢と言うものだろう。 ここは飲食店が極端に少ない。 |
![]() 宿毛を出て足摺岬方面に向かう。 ところが標識を見落とし 南に向かうつもりが 何故か東に向かってしまい 気がつけば 四万十市の市街に入ってしまい 慌てて戻った。 もう少しで四万十川を渡るところだった。 ふう。 とはいうものの ペースが速くて 目的地の足摺岬へは かなり早く到着してしまう。 1時間のロスだったが これはこれで暇つぶしと 眠気覚ましにはなった。 |
![]() 道の駅 めじかの里土佐清水 鰹節の産地らしく 鰹節工場が裏にあり 加工製品が手に入る。 めじかとは ソーダ鰹のこと めじか節の原料だ。 寂しい場所にあったが 当日は催事で「鉄道忘れ物市」が行われ 数人の人出が。 |
![]() 売店で売っていたのは 土佐ジローの卵入りアイス。土佐ジローとは こちらの地鶏と洋鶏を掛け合わせた名物鶏で 鶏肉が美味しいとか。 さすがに卵まではノーチェック。 上のアイスは青海苔いり 下は焼き芋味 上はお好み焼きみたい 下はざらざらした感触。 アイスそのものは あっさりしている。 |
![]() さらに走ると 足摺岬に続くサニーロード。 やっと夕方近くなり 自分の影が伸びる。 そろそろ周りの景色が金色にかわりだす。 これからの一時 景色が輝きだす。 |
![]() 烏賊が干してある。 見ていると 干したイカを取り入れに来る人がいた。 そろそろ食べごろの干し具合になったらしい。 ふと振り返ると みやげ物屋の前だった。 |
![]() 地元どころか 観光ガイドでも知られた 海産物専門のお土産屋さんらしい。 中では地元で獲れた 海産物を食べさせてくれる食堂もあるらしいのだが 食事のできる施設は たったいま閉店したところだった。 お土産屋を散策し 観光モードに浸りながら やがて施設をあとにした。 |
![]() たどり着いたのは 四国最南端のユースホステル 足摺岬ユースホステル。 朝予約を入れたのだが 三連休の初日とはいえ やはりシーズンオフの為か 泊り客が少ない。 おかげで楽々泊まることが出来た。 もちろんこの時期バイクで来る人なんて めったに無いそうだ。 オフはどこも空いていて 冬ライダーにとっては独壇場だ。 バイクは 屋根つきシャッターつきの 専用駐輪場に入れてもらえるので お勧め。 |
![]() 鯵のフライや鰹のたたきは 地元で獲れたものだそう。 手造りの煮物もついて よそのお宅におよばれして 夕食をいただきました・・・・ と言う気分。 今日はビールを飲まずに寝よう。 そう決めた夕食だった。 たまには こんな日もいい。 |
![]() 洋室なら二段ベッドがおおいが 和室ならこのようにめいめい部屋に自分の布団を敷いて もらったシーツを挟み込んで寝床を作る。 要するに自分の場所を確保する作業だ。 うかうかしていて この作業を後回しにしていると 自分の寝るスペースがないこともたまにある。 今日の相客は 日本人一人と 日本語の全く通じないカナダ人一人 他の部屋では 日本人の二人組 また違う部屋はお遍路の女性客が一人。 相客の明日の予定を聞くと カナダ人も日本人も高知へ行く予定。 日本人は鉄道旅行者で 明日の宿泊は市内のビジネスホテル。 カナダ人は私と同じ高知ユースに泊まるんだとか。 移動はヒッチハイクだと・・・・ 明日の再会を約束して 3人とも眠る。 |
![]() のんびりしすぎてあくびの出る日だった。 びっちり着込んで走ったので そんなに寒さは感じなかったが 地元の人はやはり寒い寒いとおっしゃっていた。 今日はグリップヒーターのスイッチも入れず 快適に走れて 世間では異常気象 暖冬と騒いでいるが この日この時 私にとってはありがたい小春日和の一日だった。 うん・・・? 2月のこの時期 小春日和って言葉は使えるんだっけ? 暖冬である。 |